Apple、iPhone 9(iPhone SE2)を4月中に発売との見方浮上 業績向上への圧力増す 

 Appleが今春リリースを念頭に置いていた小型で低価格の新モデルiPhone 9(iPhone SE2)は、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大で悪化する市場環境を鑑み、発売を延期することを検討していた。しかし、ここにきて一転、4月に発売するという意見が勢いを取り戻し、間もなく決定が下されるという情報がリークされた。

経済的圧力と株主への義務

 『Front Page Tech』のJon Prosser氏は、このことについて「iPhone 9は4月に出荷される準備ができています。経済的な圧力と株主への義務のため、Appleは4月にiPhone 9をリリースすることを検討しています」とツイートしている。

 Appleは協議を行い、結論はまだ出ていないものの、もしこのタイミングで発売するなら、4月中旬頃になるという。

 消費者の購入意欲が低下しているこのタイミングでの販売を見送るという意見は、合理的に映る。しかし、業績が低迷しており、株主が黙っていない。iPhone 9の売上を最大化するより、いつ快方に向かうのか先が見通せない現状を少しでも早く打破するために、緊急時のカンフル剤のようにして使うことを考え始めているようだ。

Apple Storeは4月上旬から順次再開、5月末までに100%目指す

 中華圏以外の世界中で閉鎖を行ったApple Storeについて、同氏は「最も早い店舗で4月上旬、 5月末までに100%の営業再開を目指しています」と述べる。

 再開時期は一律ではなく、各地の状況を考慮してケースバイケースで決定していくという。待機中のApple Store従業員には、24〜48時間前に、通達されるとのことだ。

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