宮迫博之、YouTubeでオリラジ中田敦彦と対談 人気芸人とのコラボはテレビ復帰への第一歩となるか

 そんな強い覚悟を持つ宮迫に、中田はひそかに感化されていたようだ。そのことは、「中田敦彦のYouTube大学」にアップされた動画に詳しく映し出されている。

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 「宮迫さんの動画を見ていて勇気をもらった」と中田。「歌も歌ってコントもやってるじゃないですか。宮迫さんほどの人がむき出しでぶつかっているのを見て、自分はすごく甘えてたと思いました」と言い、「もう1回アンチ(コメント)に“ハートマーク”(※いいね、のようなもの)を押し出したのは、宮迫さんを見てからなんですよ」と明かした。

 さらに中田は「芸能事務所って何なんだろう?」と問題提起。「宮迫さんのことを妨害するような動きがあるのだとしたら、何の社会のためになっているんだろうって思う」「復帰を後押しできない業界とか社会って嫌だ」と憤る。これに対して宮迫は「忖度があるのは仕方がない」と述べ、「今の俺では足りないけど、もうちょっと影響力のある人間になれば色々動いてくれるのかなと思っている」と復帰への道筋を思い描いていた。

 どの程度の“影響力”があれば関係各所が動いて、宮迫が“番組”や“相方の横”に戻れるのかはわからない。特にテレビにおいてはスポンサーの意向も大きいはずで、復帰に向けた具体的なプロセスがいまだ見えていないのが現状だ。

 それに、泥臭く、なりふり構わず、時に驚くほど再生回数の少ない動画もアップする、もうすぐ50歳になろうかという有名芸人のYouTube挑戦は、ともすれば痛々しくもある。しかしその姿を見て、中田のように「勇気をもらえた」として、忖度やしがらみを乗り越え、手を差し伸べる人が一人、二人と芸能界に現われる可能性も十分あり得る。その突破口を切り開いたという意味でも、今回のコラボは小さくない前進と言えるのではないだろうか。

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