『ドラ恋~Bang Ban Love~』第8話ーー恋愛模様が複雑化&たすくが嫉妬心を剥き出しに!?

 第5話の台本では、互いに気持ちを確かめ合った大樹と恵子がついに一つに結ばれるという。山場には番組史上初の試みとなるベッドシーンが待ち受けている。

 今回も男女混合のくじ引きで指名順を決めていく。ただし、これまでペアを組んだことがない相手を指名しなければならないというルール付きだ。

 1番手ひらりー(平田梨奈)は、初対面から想いを寄せているたすく(井上佑)を選ぶかと思いきや、タクヤ(根岸拓哉)を指名。この意外な人選について、ひらりーは、自分の中でたすくのことはもう終わり、みこと(日比美思)ちゃんとのことを応援したいと説明した。続いて2番を引いたのはみこと。ペアに選んだのは、ほくと(南北斗)だった。みことがたすく以外の男性と組むのは、今回が初めてのこととなる。そして3番手のチワ(千綿勇平)がはづき(木村葉月)を指名したことで、自動的にたすくとわかな(若菜)がペアとなった。

 みことは「たすくくんのことが好きってわかったので、たすくくんとペアになって色々想ってることを話したかった。でも、今の気持ちを大切にしながら(別のペアで)主演をとりたい」といつになく決意を込めて語る姿が印象的だ。一方のたすくは「一番で指名できてたら、はづきちゃんを選んでた。役としてか人として好きか最初はわかんなかったんですけど、やっぱり一緒に演技して、かなり自分の中で変わったっすね。はづきちゃんに心動かされたから、そこに惚れました」と自分の心境の変化に戸惑いながらも、「今はみことちゃんのことは好きじゃなくて、はづきちゃんが好きです」と断言した。彼の中ですでに迷いは吹っ切れているようだ。

 そして、ほくとがここでも良い緩和剤の役割を果たす。「みことちゃんは1回の主演で終わる人じゃない。もっと演じてるのを見たいもん。まじですごいと思うし尊敬している」とさらりと相手への賞賛を口にする。「ペアになれて良かった」と続け、誰のことも傷つけずに自然と相手の心を癒す。

 男性陣の大きな違いは、まさにここにある。自分の気持ちにバカ正直なたすく、素直なほくとに対して、なんだか体裁を気にしてしまいがちなチワ。タクヤはポーカーフェイスだが、ここぞと言う時にはきちんと本心を伝える。どこまでも本音を見せずに予防線を張ってしまうのがチワの弱点だろう(そのため恋愛において何も始まらず、失敗もないが成長もない……)。

 そんなチワは、またしてもはづきからのナイスアシスト「なんで最後選んでくれたの?」という格好の質問にも、「自分が大樹をやるんだったら恵子役ははづきちゃんがいい」とお芝居に託けて返してしまう。「ペア決めで自分のエゴを優先しちゃったから、今回だけは付き合ってほしい」とはづきに申し訳なさそうに頭を下げるチワ。そんな言動がまた、はづきに「何でそんなに下手に出るの?」と気を遣わせてしまっていた。

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