『いきなりマリッジ3』第16話ーー出会って18日目、新郎の両親と新婦が対面

 タケルとナツキが次に向かったのは、大阪。二人はナツキの20年来の親友と、タケルの美容室の先輩に会うことに。ナツキは、先輩と親友を通じて、お互いの取扱説明書を知りたいようだ。ナツキの親友もタケルの先輩も快活な性格で、4人はあっという間に打ち解ける。

 仕事柄、女性の恋愛相談にのることが多いタケルの先輩は、ナツキの負けず嫌いな性格を指摘した。「勝負の中で生きてきた人たちは勝ち負けで考える」と言われたナツキは、「男性のプライドを傷つけちゃうことがあった」と過去を振り返る。しかし同時に、30日間しかない“新婚”生活で相手を知るためには、自分のタイミングよりも早く、思いや不満などをぶつけなければならないと、難しさをぼやいた。

 そんなナツキの思いを聞いたタケルが「言ってくれるからわかるもんね」とさりげなくフォローしていたのが印象的だ。前回ナツキとケンカしたとき、タケルは同僚から「言わないと伝わらない」とアドバイスされていた。タケルの言葉からは、裏表のないナツキと向き合い、深い関係を築こうとする彼の真面目さと優しさが伝わってくる。

 タケルの先輩もナツキの親友も、二人の関係に好印象を抱いた様子。タケルの先輩が「(タケルとナツキは)長い目で見ると合いそうな気がする」と評したとき、ナツキの親友も強くうなづいていた。タケルとナツキにとっても、彼らと会ったことはプラスに働いたようだ。タケルと腕を組み「楽しかった」と笑うナツキの晴れやかな表情と、「時間が足りへんかった」と頷くタケルの優しげな背中が心に残る。

 “新婚”生活19日目。二人は、ナツキが大阪に来ると必ず行くという占いの店へ。ナツキは占い師に「結婚に向かう中で、足りていないところを知りたい」とリクエストする。タロットと暦による相性占いの結果は良好で、占い師からは「結婚の相性はいい」と告げられる二人。だが、「もっと言い合っていかないと深い関係にはなっていかない」との忠告が。「もっと深め合っていきたい」というタケルの思いと二人のこれまでの物語をなぞるような指摘に、思わず驚いた視聴者も少なくないはず。残りわずかな“新婚”生活の中で、タケルとナツキはどこまでお互いの思いを伝え合うことができるのか。占いの結果が良い方向に働くと良いのだが……。

■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。

■番組情報
『いきなりマリッジ3』
毎週土曜よる10時~10時30分放送
放送チャンネル:AbemaSPECIAL
第16話放送URLはこちら
(c)AbemaTV

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