『ドラ恋~Bang Ban Love~』第5話ーー役者としてそれぞれが成長、タクヤ&わかなは急接近!?

 結果発表後、嬉しくて思わず手と手を取り合う主演の二人。タクヤもはにかみながら「良かった~。ホッとしたわ。あんな生意気なこと言っといて落ちたら恥ずかしいから」と初登場時の宣戦布告のような挨拶を回想し、安堵の表情を浮かべる。続けて「相手がわかなちゃんだからととれたと思う。わかなちゃんはその場で思ったことを感情や声色に出してくれるから互いに高め合っていける」と口にしつつも、「今、気になってる人は? という質問に“わかなちゃん”とはまだ答えられない。まだわかなちゃんとしか触れ合っていないので」と冷静に分析した。対してわかなは「今は、タクヤくんのことをちゃんと見ようっていうのが、一番大事にしてること。前回のデートが楽しすぎて忘れられない」と嬉しそうに語っている。

 落選メンバーでモニターチェックをしている際に、チワちゃんがたすくに「俺って喜怒哀楽がわかりやすいって言ってくれたじゃん? それが演技ではわかりづらいってことかな?」と問いかけるシーンも。たすくは「素人意見として聞き流してな」と断った上で、「演技が上手い人って感じで、“大樹役”じゃなくって“役者さん”って感じやねん」と言い得て妙な感想を述べていた。あくまで役を演じているだけで、自分の中で役を咀嚼し、腹落ちさせて表現するというところまで昇華できていない、ということに繋がるはず。つまり、その人物そのものにはなりきれていないのだ。耳が痛い指摘に違いないが、澤田先生も早くその殻を破って欲しいと期待しているゆえの厳しさなのだろう。

 今回、3役とも全員配役チェンジで、より新鮮に映った三角関係。そして、さすがは鈴木おさむ脚本、ラストシーンには衝撃のワンシーンが待ち受ける。ひらりーのはまり役も相まって、最後は鳥肌ものだった。

 ドラマを撮り終えて、ビデオチェックをする主演の二人。小さなモニターを観るのに、わかなの方からタクヤとの距離を一気に縮め、もたれかかったり自然と抱きついたりしていた。キスシーン本番前の照明チェック時には、タクヤの胸に顔を埋めるわかな。ほかにも、リップクリームを借りるなど、かなり積極的に攻めていく。だが、それらは異性にとってはもちろん同性から見ても嫌味がない自然な振る舞いだった。スタジオからは「やり手」という声が何度も上がる。

 撮影後、タクヤは「わかなちゃん、僕を引き出してくれる。お芝居以上の部分を感じていないと言えば嘘になると思いますし、女性として魅力的な部分を沢山見て、単なる共演者というカテゴリーではないと思います」と振り返った。この受け答えに、スタジオのあ~ちゃん(Perfume)は思わず「ヒーローインタビュー」と揶揄し、「もったいぶるね」「ちょっと肩に力が入ってるのかも」と鋭く切り込んだ。

 次週は、2泊3日の冬合宿1時間スペシャル。予告で女性陣全員の泣き顔が放映されたが、一体どんな展開が待ち受けているのか。男女メンバー全員が揃った今、これからこの8人の関係性がどう変化していくのか要チェックだ。

■楳田 佳香
元出版社勤務。現在都内OL時々ライター業。三度の飯より映画・ドラマが好きで2019年の劇場鑑賞映画本数は約80本。Twitter

■番組情報
『恋愛ドラマな恋がしたい~Bang Ban Love~』
毎週土曜よる11時よりAbemaTVにて放送
放送チャンネル:AbemaSPECIAL
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(c)AbemaTV

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