『ドラ恋~Bang Ban Love~』第5話ーー役者としてそれぞれが成長、タクヤ&わかなは急接近!?

 トップバッターは初オーディションで新メンバーのタクヤ(根岸拓哉)×わかな(若菜)ペア。梨花役をみこと(日比美思)が演じる。澤田(育子)先生に意気込みを聞かれた際に「あとはやるだけです」とキッパリ答えていた通り、タクヤは見事に演じ切っていた。わかなは演技初心者とはにわかに信じ難いほど、どんどん吸収していき、回を追うごとに演技力に磨きをかけている。

 続いて、たすく(井上佑)×みことペア、梨花役にわかな。たすくのお芝居をするときの顔がイキイキしているように映ったが、澤田先生からは「相手を好きだという気持ちが全面に出すぎていて、禁断の愛と捉えられていない」という鋭い指摘が。澤田先生にはすべてお見通しである。前回のドライブデート時にたすくは、みことにこうこぼしていた。「ストーリー上の恵子のことも梨花のことも好きになれへんくって、ほんまはあかんねんやろうけど、みことちゃんへの気持ちを演技にぶつけてる」。それが大樹×梨花の恋人役のときには吉と出たが、今回の“兄妹愛”の場合では、裏目に出てしまったようだ。

 ただ、スタジオゲストの佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBE)からは「たすくは芝居経験ゼロからのスタートだからこそ、純粋に演技を楽めている。カメラ映りもどんどん良くなって、どんどんかっこよくなっている」という賞賛の声が上がっていた。

 3番手はチワ(千綿勇平)×はづき(木村葉月)ペア、梨花役はひらりー(平田梨奈)。過去2回と比べて「チワのお芝居が柔らかくなったのでは?」とスタジオからは安堵の声が漏れる。だが、澤田先生からは前回同様の指摘が入り、「チワさんはやっぱりセリフだけで演じようとしている。もっと自分の感情を出して良い。お出来になると思うので」と喝を入れられていた。

 そして、最後にほくと(南北斗)×ひらりーペア、梨花役にはづき。ほくとは、前回先生から指摘された感情のアップダウンを表に出すように意識しているのが見て取れる。

 今回のオーディションはどのペアもレベルアップしており、主役に抜擢されるペアの予測が、難しかったように思う。

 そんな中、見事主役の座を掴みとったのは、わかな×タクヤのペア。澤田先生からのタクヤ評は「妹のことを想いながら、禁断の愛という関係をどのように紡いでいくのか、よく考えられていた」、わかなに対しては「すでに2回演じられている恵子像を踏襲しながらも、自分らしさも上手くプラスしていける可能性を感じました」と、大絶賛。

 これには、はづきが必死に悔し涙を堪える一幕も。そして「これまでの2回でどんどんわかなちゃんが恵子っぽくなっていくから危ないなーとは思っていた」と胸の内を明かしていた。チワもまた「はづきちゃんの連覇を途絶えさせてしまった」と、悔しさと“どうすれば良いのかわからない”という本心を吐露。

 そして、梨花役に選ばれたのはひらりー。ひらりーの表情に笑顔が戻った。

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