花は愛華に本当に“悪意”がなかったのか? 『テラスハウス』第32話未公開映像

「悪意があるって思わないでほしい!」

 愛華と花が大きく衝突したのは、本編23rd WEEKから24th WEEKのことだった。事の発端は、リビングで花のエクステを外す作業を愛華と凌が手伝っていたとき。花と凌が、流佳との関係を愛華に尋ね、あたかも“恋愛”として囃し立てたのがきっかけだった。当時、密かに凌に想いを寄せていた愛華。加えて、その日、彼女は情緒が不安定気味でイライラした様子だった。つまり、いつもなら我慢できることも、状況とタイミング的に最悪だったこのときは、どうしても許せなかったのだ。

 その後、愛華が花をプレイルームに呼び出し、話し合うも、結果ヒートアップしていき、二人は激しくぶつかり合うことになった。この喧嘩がのちに、“ザギンでシースー”事件に繋がっていき、そして愛華のテラスハウス卒業を決定づけるトリガーとなる。

 32nd WEEK本編にて、愛華、花、トパスがプレイルームにて『テラスハウス』24th WEEKの配信を鑑賞していた。そう、まさに“ザギンでシースー”事件が映し出された回。愛華の言動をスタジオメンバーが激しく非難したり、自分がいないところで花が悪口を言っていたりしたことを知った愛華は、ショックを受けて、耐えきれずにプレイルームを出ていってしまう。泣きじゃくりながら友達に電話する愛華。少し経ったあと、心配したトパスは一人、愛華を追いかけ、ダイニングに降りていくのだった。

 その続きが描かれていた今回の未公開映像“I Wanted You To Chase”。タイトル通り、愛華が、あのときトパスじゃなくて、原因の一つである花に「追いかけて欲しかった」と伝える模様が収められている。

 愛華と花がリビングに二人きり。ちょうど花と話したかったという愛華は「昨日、私は(『テラスハウス』の放送が)見るに耐えられなくて、(プレイルームを)出ちゃったの。そのときどう思ったのかな? って思って」と昨日の出来事を切り出す。続けて、「花ちゃんがプレイルームで話してるところから始まって、私はああいう話をされていたのは1ミリも知らなかったから、そこにまずビックリしたの」と、花が裏で自分の悪口を言っていたことに衝撃を受けたことを告げる。愛華は、花が表面では仲良くしてくれているが、本当はいろいろなところで自分の悪口を言ってるのではないかと、疑心暗鬼になっているという。

 だが、花の口から出てくるのは「(当時)私も感情的になってたから、客観的な意見が欲しかったの。(だから、春花さんに“相談”した)」「あの話し合いのあとにモヤモヤが残ったのは私だけだったんだと思ったのね。相手がそんなに気にしてないんだったら、私もそんな気にする問題じゃないと思ったから、(思っていたことを愛華ちゃんに)言わなかった」と、愛華の問いに対して微妙にズレた答えばかり。

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