『ドラ恋~Bang Ban Love~』第4話ーー新メンバー・タクヤ登場で8名の恋模様に変化が!?
何かが確実に“始まった”のは、新メンバーのタクヤとわかなペアもだった。東京タワーを目の前にした大人なレストランで、シャンパンを片手に乾杯するタクヤとわかな。元々初稽古のときに、随所で垣間見えるタクヤのクシャッとした笑顔に、わかなはのギャップを感じ、面食らっていた。いい意味で第一印象の「怖そうな人」というイメージは払拭されたようだ。
このデートを通して、わかなは彼に心を開いたようで「私、この人に気を使わず喋ってるな、ほんとに初対面かなって思った」と、その率直な気持ちを伝える。タクヤもまた「俺もこんなに早く自分を見せられたのは珍しい」と、なんだかすでに良い雰囲気に。そう言えば、冒頭、わかなはタクヤからの「好きな異性のタイプは?」という質問に、「友達のように気を使わず、フランクな関係でいられる人」と答えていた。まさかそれに近しい感情を無愛想なタクヤに抱くことになるとは、思いもよらなかったことだろう。
確かに第1話のときからわかなは、チワに「もっと人間っぽいところがありそうなのに。引き出したい」と言っていたし、第2話でペアとなったほくともあまり感情を表に出さない静かなタイプだった。対してタクヤは、一見近寄りがたそうな雰囲気を身に纏いながらも、時たま見せる笑顔がとてつもなく無防備でキュートだ。そんな意外性を“自分にだけ”見せられることに女性は弱いが、他人の気持ちに敏感なわかなであればなおさらそうなのかもしれない。「タクヤくんとなら(主役の座を)とれる気がする。とりたいし、とれるかもっていう気持ち、3回目にして一番大きいかも」と言い切るわかなに期待大だ。
ほくと×ひらりーペアのデートはアイススケート。ほくとからすると意外なチョイスだったが、「出来ないことを二人で一緒に出来るようになれたら良いな」という思いがあったのだとか。確かにこれは妙案で、互いに単なる会話だと間が持たなそうな二人だからこそ、話題にも困らず、かつちょっとしたスリルも味わえるこの共同作業は、自然に距離が縮まりやすい最良の選択だったと言える。このデートが功を奏し、二人からは笑顔が見られた。
最後に、チワ×はづきペアは猫カフェに。芸歴の長い二人は自然と演技についての話題になる。チワが、素直にはづきのことをお芝居の面で尊敬している様子が見てとれた。はづきくらいに歳が離れていて、互いに恋愛対象ではなかったであろう関係だからこそ、チワも少しは気負わず話せるのかもしれない。これまでは「芸歴の長いお兄ちゃんキャラ」を買って出てしまっていたようだが、いい意味でそのキャラを放棄できそうな気配があった。「新メンバーのタクヤ以外では俺だけが主役を演れていないから、絶対にとりたい」と、これまではあくまで「(相手の女性と一緒に)とりたい」という文脈で意気込んでいたのが、一人称で自身の気持ちとして語っていたところに、彼の本気度が窺える。はづきの「1話を撮ってる途中から恵子役を渡したくないという独占欲が湧いてきた」という強い思いとどう反応し合うか。
新しい風を互いに吹き込んだであろう今回のペア決め。ドラマ第3話のオーディションと本編が早く観たくて仕方ない。
■楳田 佳香
元出版社勤務。現在都内OL時々ライター業。三度の飯より映画・ドラマが好きで2019年の劇場鑑賞映画本数は約80本。Twitter
■番組情報
『恋愛ドラマな恋がしたい~Bang Ban Love~』
毎週土曜よる11時よりAbemaTVにて放送
放送チャンネル:AbemaSPECIAL
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