YouTubeが暴力的なゲーム動画の年齢制限を撤廃、トランプ米大統領発言で高まる議論に呼応か

YouTubeのCEO『微妙なバランスを維持することに注力している」

 また正確性と信頼性が重要なニュース、科学、歴史については、信頼できる情報源を明らかにしているかを評価基準に盛り込んでおり、該当する動画は上位表示されやすくなっているという。

 コミュニティガイドラインに明確には違反していないが、それに近いボーダーライン上のコンテンツは、米国のYouTubeで視聴されているコンテンツの1%程度だとし、外部モデレーターが特定の基準で動画を判断していることを明かした。

 YouTubeのスーザン・ウォシッキーCEOは「責任を果たすことほど重要なことはない。微妙なバランスを維持することに注力している。これにより、視聴者、クリエーター、広範なエコシステムを有害なコンテンツから保護しつつ、YouTubeで多様な声が生まれるのを支援していく」と述べている。

 YouTubeは今後も、ポリシーやアルゴリズムの微調整がかなり細かいペースで続けられていく模様だ。

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

関連記事