激化する愛華と花の喧嘩、根本的な原因は“相手への期待”? 『テラスハウス』第24話未公開映像

 「その事実だけ見てたら、『付き合ってるのかな?』ってならない方が、おかしくないですか?」「自分が受け入れてもらったら、自分も受け入れるべきだと思うのね、私は」と主張していた花。相手(一般的)にとってもこの意見が正しいはずだと信じて疑わない。結局、そこなのだと思う。愛華も花も「私の価値観をみんなわかってくれるはず」だと強く信じすぎている。

 人はみな、自分が主人公だ。目的が何であれ、結局は自分のために生きている。

 だから、「相手はこうしてくれるはず」といくら思っても、私の思い通りにはならない。その相手もまた自分のために生きているからだ。この期待と現実の間にできた溝をどう埋めていくのかが、生きる上で大切になっていく。

 花の話を聞いて、凌は「(確かに愛華は)なかなか人が言ってることに素直に、『そうだよね、がんばろう!』って言えないところがあると思う。でも、それが良いとか悪いとかじゃないからさ。タイミングとかもあるよね」と口にしていた。春花もまた愛華から相談を受けて、「相手がそう思ったら、『そう思われちゃった』って思うのが、一番正解。(お互いに)理解できないところは絶対にあると思うのね」とコメントしている。この二人の言葉のように、私(花/愛華)の意見が良いわけでも悪いわけでもなく、相手は「そう思うんだ」って受け止めることが何よりも大切なのではないだろうか。それこそがまさに、“相手への期待との上手な付き合い方”のように感じる。

 愛華は「別にこれ、わかり合わなくてもいい問題だなと思って」と語っていた。確かにお互いの価値観を“わかり合う”必要はないが、愛華も花も自分のために相手は生きていないということを“わかる”必要はあるように思う。そうすれば、たとえ相手の価値観が全くわからなくても、「そういう価値観もある」ということを理解できるのではないだろうか。

 24th WEEKの本編で愛華は、花にマウントを取るためだけに凌を利用し始めていた。その挑発に花は乗りかけていたが、果たして二人の関係は、今後どうなっていくのだろうか。愛華と花が互いに折衷案を模索して、関係性を築き直す日が来ることを願う。

(文=朝陽空)

【24th WEEK】あのダイニングの続き…愛華の「幸せです」に花は…?
【24th WEEK】花&愛華、喧嘩の翌日…「サンドバッグになるつもりはない」

■番組情報
『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』
2019年5月14日よりNetflixにて毎週火曜に新エピソード先行配信(4週に1週休止)
2019年6月11日よりFODにて毎週火曜深夜0時に配信予定(4週に1週休止)
2019年7月よりフジテレビにて、地上波放送予定
(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

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