新メンバー・花から最も“影響を受けた”のは春花? 『テラスハウス』第21話未公開映像

 純粋でまっすぐな花に周囲もいい意味で触発されている印象だ。テラスハウス内には、今期初めてと言っていいほど、恋愛モードが充満しはじめている。それだけでなく、女性メンバー同士の距離がグッと縮まったり、恋バナで盛り上がったりと、全体的に仲が良くなり、いい雰囲気が漂う。

 なかでも、花からもっとも影響を受けたのは、春花ではないだろうか。これまで“他人に興味がなかった”ゆえに、自分が中心の世界だけで生きてきた春花。相手の気持ちを推し量ることが苦手だったように思う。だが、そんな春花が花の恋を応援しようと、ナイスアシストを連発するようになった。お姉さん的な立場で、花の背中を押し、そっと支える。凌に夢中な花を微笑ましそうに穏やかな表情で見ているのが、印象的だった。これまでには見られなかった春花の一面。そして、テラスハウスに入ったことで春花もまた確実に成長していることが伺える。

 テラスハウスに新しい爽やかな風を吹き込んだ花。彼女の盲目的な恋心には尊さすら感じる。理想のデートについて「浴衣を着て花火大会とか、夏祭りも行きたいし。あとナイトプールとかも行ってみたいなって思うし、でも普通の昼のプールにも行ってみたい、海も行きたいです! やりたいこといっぱいあるんですよね」と無邪気に話していた姿には、ついつい「幸せな恋愛が成熟してほしい」と応援したくなってしまう。また「タイプは、おじさん。年齢というより中身が自分より成熟してる人。自分より強い人がいい。精神面でも体力面でも、とにかく自分よりも何かが優っている人」というのも、10代の頃からプロレスラーという厳しい世界で生き抜いている花だからこそ、妙に説得力がある。

 だが、一つだけ気になる点が、「仲間から『中身が童貞っぽい』とか言われたりとか、冗談で“処女”っていうあだ名がついてたりとか、そういう恋愛経験に乏しくて。いままで男性と密接に関わるっていうのがあまりなかったので」という言葉だ。花が恋する凌は、どんな場面でもスマートな言動で女の子を喜ばせる天才。つまり、恋愛に慣れている雰囲気が漂っている。そのため、分け隔てなくみんなに優しいため、本心が見えにくい。“恋愛経験が乏しい”花は、どんどん彼にハマっていってしまうのではないだろうか。

 また愛華は、本編21st WEEKで「流佳くんが気になる」と告白していたが、凌のことが気になるようにも見えなくもない。愛華は、機転が利く言動や醸し出す雰囲気から、どうしても恋愛面においては、百戦錬磨の達人のような圧倒的な強さを感じてしまう。もし、愛華がライバルになってしまったら、花にとってはだいぶ苦しい展開となりそうだ。だが一方で、ライバルができたときこそ、「本能が理性を上回ったときに、仕掛けるタイプだと思います」という花が、目覚めるかもしれない。

 花が入居したことで、テラスハウスが大きく変わり始めていることは、間違いない。このままいい方向に傾いていってくれることを願いたい。和気藹々と、みんなで互いの恋や夢を応援しあえるような関係が続くことを期待してしまう。

(文=朝陽空)

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【21st WEEK】花VS愛華、緊張走る…あの女子会の続き
【21st WEEK】昼は悪役、夜は◯◯ストーカー

■番組情報
『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』
2019年5月14日よりNetflixにて毎週火曜に新エピソード先行配信(4週に1週休止)
2019年6月11日よりFODにて毎週火曜深夜0時に配信予定(4週に1週休止)
2019年7月よりフジテレビにて、地上波放送予定
(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

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