Apple、iOS 13の不具合を修正するも問題は山積み 場当たり的な対応に怒りの声も

 Appleは10月15日(米国時間)、iPhoneのオペレーティング・システムであるiOS 13.1.3を公開した。これまで知られていた不具合を修正したかに思われたが、ユーザーから依然として多くの問題が報告されている。

iOS 12からiOS 13にアップデートするべからず

 『Forbes』は16日、「Apple iOS 13.1.3リリース:アップグレードすべき?」という見出しで報じた(参考:https://www.forbes.com/sites/gordonkelly/2019/10/16/apple-ios-1313-release-should-you-upgrade-iphone-update/#7d58c66935b7)。

 Appleが公開したiOS 13.1.3は、1か月間で4度目となるiOS 13についてのアップグレードだ。Appleは、 iOS 13ローンチにおける数々の問題について、もぐらたたきゲームのように場当たり的な対応を続けている。

 iOS 13.1.3は、iPhone 6S以降とiPod touch第7世代に対応している。繰り返し強調するが、iOS 13へすでにアップデート済みのユーザーは今回の処置が必要だが、iOS 12ユーザーは、そもそも13へのアップデートを推奨していない。

 Appleは、大慌てでiOS 13についての火を消そうとしているが、それとは裏腹に、iOS 13.1.3は新たな火種を産んだ。その証拠に、@AppleSupportのTwitterアカウントには、ユーザーの怒りの波が押し寄せている。

 最も驚くべきは、最優先しなければならないといわれている「通話が途中で切れてしまう問題」にAppleがうまく対処していないことだ。同様に、メール通知が届かない問題も修正されていない。

「通話が切れる」「急激にバッテリーがなくなる」問題解決せず

 『ZDNet』は、iOS 13.1.3へのアップデートは、一定の成果があったと評価する一方で、更なる修正の必要性があると指摘している(参考:https://www.zdnet.com/article/ios-13-1-3-brings-a-bunch-of-bug-fixes-to-iphone-and-ipad-but-no-relief-for-calls-and-battery-bugs/)。

 今回のリリースで、目立って優れているのはBluetoothに関する修正で、アップデート後のほうが、はるかに安定性が高まっている。だが、先述したように、通話の不具合、そして急激にバッテリーがなくなる不具合は残ったままだ。

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