YouTubeがまたも規制強化、“子供向け”を装った不適切動画を取り締まり

 YouTubeは、子供のオンラインプライバシーに関する法規に違反するとし、アメリカの連邦取引委員会(FTC)の調査を受け、親会社のGoogleは、数百万米ドルの罰金が科されると言われている。『Androidcentral.com』は「これを受けて、YouTubeは子供向けの動画を処理する方法に変更を加える」と指摘していた(参考:https://www.androidcentral.com/google-settlement-ftc-youtube-kids)。

 YouTubeは今回のポリシー更新に際し「不適切なコンテンツから未成年者と家族を保護することは常に最優先事項であり、これが子供の安全に関するポリシーを拡大した理由」と説明。また、「未成年者を保護するために常に対策を講じているが、13歳未満の子供に視聴を許可する場合は、引き続き別にYouTube Kidsを使用することをお勧めする」としている。

 YouTubeのアルゴリズムの盲点を突き、不適切な動画を投稿し金儲けをしようとする悪質な組織とYouTubeのいたちごっこは、今後も続くのだろうか。

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

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