AKB48グループのTikTok注目株は若手メンバー? 小栗有以、横山結衣、矢作萌夏らの活動を追う

 若年層を中心にすっかりお馴染みとなったショート音楽動画コミュニティTikTok。女性アーティストやガールズグループにもその波は浸透しており、元々TikTokerとして有名だったラストアイドルファミリーのLoveCocchiメンバー・西村歩乃果は68万フォロワーを誇り、Perfumeが55万フォロワー、きゃりーぱみゅぱみゅが35万フォロワー、E-girlsが19万フォロワー、乃木坂46内で結成された軍団・さゆりんご軍団が14万フォロワーと続いていく(2月4日時点)。基準として、10万フォロワーを超えればTikTokerとして名を馳せている感覚だ。

 AKB48グループにも、AKB48をはじめ、各姉妹グループからTikTokデビューする流れが2018年4月にあった。AKB48から横山由依、岡田奈々、SKE48から小畑優奈、NMB48から白間美瑠、HKT48から宮脇咲良(現在はIZ*ONE専任)、NGT48から荻野由佳といった各グループのエースメンバー6名だ。しかし、グループ事務所に当たるAKSのアカウントが6名のみをフォロワーしていることから、働きかけがあってのアカウント開設であることが想像できる上、ほぼ同じ内容の動画が4つほど投稿されたのみで、それ以来動きがないのが現状だ。

 もちろんAKB48グループの中には、ほかにもTikTokのアカウントを持っているメンバーはいる。一つ言えることは、より若い世代のメンバーがTikTokを使いこなしているということだ。HKT48の田島芽瑠(ID:meruchan0107)は、5万8000フォロワー、130以上の動画を投稿。初めてアップした動画が、指原莉乃とのDA PUMP「U.S.A.」による「いいねダンス」だった。指原の本気の「いいねダンス」が話題となり、見事10万いいねを獲得。その後もTikTokではお馴染みの「バッターパーティーピーポー!」で、宮脇や村重杏奈らと共に和気藹々とした楽屋の様子を投稿したり、「制服ディズニー」や「うさ耳帽子」など、TikTokの流行の流れを察知しながら、ファンの求めている動画もアップしている。

 また、AKB48 チーム8のメンバーは、755やInstagram、Twitterと多くのSNSアカウントを使いこなしているが、その流れでTikTokも多くのメンバーが開設している。AKB48のシングル曲「Teacher Teacher」で単独センターを務めた小栗有以(ID:30747707377)は3万7000フォロワー、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にて「NO WAY MAN」の代理センターに抜擢された横山結衣(ID:30538670889)は1万9000フォロワー、ソロコンサートの開催経験もある坂口渚沙(ID:30656405897)は1万8000フォロワーと続く。横山はAKB48グループの中でもダンス選抜として選ばれるほどのメンバーということもあり、TikTokとの相性は抜群……と思いきや谷川聖、山田菜々美、倉野尾成美といった仲良しメンバーとの和やかな動画というのも、人柄が出ていて面白い。ほかにも、AKB48からは久保怜音、矢作萌夏といった次の世代を担うメンバーもアカウントを開設している。特に矢作は先日、グループ史上最速、研究生としては初となるソロコンサートを開催した話題の新人。そのソロコンサート内では、渡辺美優紀やダチョウ倶楽部らと共演したTikTokの動画16本が連続でスクリーンに流れた。まだ2つの動画の投稿のみであるが、Twitterには楽屋にいる指原と峯岸みなみにタメ口で接近していく驚きの動画が投稿してあり、TikTokにおいてもほかメンバーとの共演が大いに期待できる。

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