ローランド、ドラム演奏に電子音組み合わせる「ハイブリッド・ドラム」を手軽に実現する音源モジュール「TM-1」発売

 ローランド株式会社は、アコースティック・ドラムの音に電子音を組み合わせて演奏表現の幅を広げる「ハイブリッド・ドラム」を手軽に実現できる、ドラム音源モジュールの最新モデル『TM-1』を、2019年2月9日に発売する。

 現在の音楽シーンでは、ドラムやリズムの演奏に多彩なサウンドや表現が求められており、他の楽器の音に埋もれない明瞭なドラムの音や、アコースティック・ドラムのみにとどまらない斬新なサウンドでのパフォーマンスの重要性が高まっているなか、ローランドではそのようなニーズに対して、アコースティック・ドラムのサウンドに電子音を組み合わせる「ハイブリッド・ドラム」というシステムを提唱し、それを実現する音源モジュールやドラム・トリガー(叩いた振動を感知して電気信号に変換する機器)を発売してきた。

 今回発売する『TM-1』は、「ハイブリッド・ドラム」が初めてのプレイヤーでも手軽に始めることができる、音源モジュールの最新モデル。アコースティック・ドラムに別売のドラム・トリガーを取り付けてケーブルで『TM-1』と接続するだけで基本のセッティングは完了し、本体のスイッチで好みの音色を選び、つまみの操作で音色の調整も簡単に行える。本体にはドラム演奏で重要なキック(バスドラム)やスネア用音色など、さまざまなジャンルに対応する30種類の音色を搭載。ヘビーメタルなどで高速連打されるキックに音を重ねて迫力を増したり、特徴的なエレクトロニック・サウンドをスネアと一緒に鳴らして楽曲に変化を加えるなど、パフォーマンスの可能性を広げることができる。

Roland TM-1 Trigger Module Main Trailer

 また、演奏の手を止めずに、足元のフット・スイッチで音色切り替えが可能。コンパクトなサイズなので気軽に持ち運んで演奏を楽しめるほか、無料の専用エディター・アプリ(※)を使えば、画面で確認しながら直感的な音色調整ができ、アプリ内には150種類以上もの豊富な音色が用意され、本体内蔵の音色と入れ替えて演奏できるうえ、ユーザーがクラウド上に保存している音声データを取り込み、音色として使用することも可能だ。

※アプリはiOS / Androidおよびパソコン(Mac / Windows)に対応。iOS版とMac / Windows版は2019年2月9日(土)に、Android版は2019年2月下旬に公開の予定。『TM-1』とiOSデバイスの接続にはApple 社製 Lightning - USBカメラアダプタが、Android デバイスとの接続には各端末に対応したケーブルが必要。

■商品情報
ドラム音源モジュール『TM-1』
価格:オープン価格
発売日:2019年2月9日(土)
初年度販売予定台数(国内/海外計):5,000台

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