過去最大級のボリュームを誇るステージ収録数

　新ファイター参戦と同様に目を引いたのは、対戦が行われるステージ関連の情報である。『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』のステージは過去作品からの収録がメインとなるようで、動画内では「グレードベイ」（『ゼルダの伝説』）や「シャドーモセス島」（『メタルギアソリッド』）、「ポケモンスタジアム」（『ポケットモンスター』）の様子が映し出されていた。

　もちろん、過去ステージの数々はグラフィックやマップバランスが見直されているほか、ニンテンドー64版で登場したステージは当時の懐かしさを再現するため、あえてレトロに仕上げられている。また新マップ「ニュードンク庁舎」（『スーパーマリオオデッセイ』）の存在も確認できた。こうした新旧ステージの総数は103に及ぶ。そして全ステージで「戦場化・終点化」（マップの地形を変更）も含めた総数は300以上となるのだから、ファイターだけでなくステージ面でも大幅にボリュームアップしたと見ていいだろう。

　全ステージで8人同時対戦が可能な点も、パーティーゲームとして申し分ない要素だ。そして本作より、ステージが対戦中に別のステージへシームレスに切り替わる機能も追加された。変化するステージが予め設定で変更できる。対戦の戦術や駆け引きに一歩アクセントが加えられたと見ていいかもしれない。

アシストフィギュアに「リオレウス」が新登場

　大乱闘をさらに盛り上げるアシストフィギュアは、各ファイターの戦闘をサポートするアイテム。そのキャラクターに、『モンスターハンター』シリーズを代表する人気モンスター「リオレウス」が登場する。スマブラの世界に君臨する空の王者の姿に、動画をリアルタイムで視聴していたユーザーの中には興奮を覚えた方もいるのではないだろうか。リオレウスは高威力の火球や猛スピードの突進で召喚主のファイターを助けてくれる。一方で、リオレウスはゲーム内ボスとしてファイターたちの前に立ちはだかる場合もあるようだ。その際は数々の攻撃が厄介に感じられるだろう。いずれにせよ、リオレウスと任天堂キャラが共演する夢の機会なのは間違いない。

　以上、「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL Direct」で明らかになった重要なトピックの情報だ。まだ判明していないゲームモードもあるので、今後も『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』の続報は不定期で明らかになると思われる。12月の発売まで約3か月の期間があるが、最新情報が気になる方は、忘れずに任天堂の特設ページや公式生放送をチェックしておこう。

■龍田 優貴
ゲームの尻を追いかけまわすフリーライター。時代やテクノロジーと共に移り変わるゲームカルチャーに目が無い好事家。『アプリゲット』『財経新聞』などで執筆。
個人的なオールタイムベストゲームは「ファミコン探偵倶楽部」シリーズ。
Twitter：@yuki_365bit

■大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
・発売日：2018年 12月7日 発売予定
・価格：7,200円（税別）
・対応プラットフォーム：Nintendo Switch
(c) 2018 Nintendo
Original Game: (c) Nintendo / HAL Laboratory, Inc.
Characters: (c) Nintendo / HAL Laboratory, Inc. / Pokémon. / Creatures Inc. / GAME FREAK inc. / SHIGESATO ITOI / APE inc. / INTELLIGENT SYSTEMS / Konami Digital Entertainment / SEGA / CAPCOM CO., LTD. / BANDAI NAMCO Entertainment Inc. / MONOLITHSOFT / CAPCOM U.S.A., INC. / SQUARE ENIX CO., LTD.