【連載】ゴールデンボンバー歌広場淳の「格ゲーマーは死ななきゃ安い」:第一回
歌広場淳の新連載スタート! 第一回:泣くほど感動した「EVO」の話をさせてくれ
今年1月、その『EVO』が日本に来ました。僕もプレイヤーとして、また配信番組のゲストとして参加させていただきましたが、『EVO』という冠をそのままに『EVO Japan』という“暖簾分け”は、運営委員長・ハメコ。さんの尽力もあって大成功。僕はトーナメント進出をかけた予選プールの決勝で負けてしまったものの、本当に楽しかったし、自信になりました。外国のプレイヤーとオフラインで戦う機会は貴重だし、あの熱狂をもう一度体感したい。来年は2月に福岡で開催されることが発表されているので、僕もぜひ足を運びたい――そう思わせる魅力があります。
僕は最近、eスポーツ関連のお仕事もいただけるようになり、スター選手が集まるリーグ戦『RAGE STREET FIGHTER V All-star League powered by CAPCOM』(AbemaTV / OPENREC.tv)の配信番組では、格闘ゲームに詳しくない人たちにその魅力を伝えつつ、元々のファンの人たちにも受け入れてもらわなければ……というところで悪戦苦闘していますが、そこで垣間見えたプレイヤーの考え方や、試合に向けての対策、研究の成果などを知ることができて、『EVO』のような大会を見るのが、さらに楽しみになっています。
今年、世界大会での日本人プレイヤーの活躍はすごいことになると思うし、その端っこの端っこで関わらせてもらっているのが、本当にうれしくて。先日は『勝ったら100万円!SFV AE 賞金首』(AbemaTV/8月23日放送)の収録で、ときど選手に「初めてプレイを見たんですけど、歌広場さん、いいところいっぱいありますよ」とコメントしていただき、舞い上がってしまいました(笑)。ゲーム番組で説得力のある立ち回りをするためには、ゲームで強くなるのが一番の近道。プレイヤーとしてのスキルも磨きながら、格ゲーの魅力を伝えるお手伝いができたらと思っています。
「大会」について、最後に少し突っ込んだことを言うと――僕が言うのもなんですが、タレントが参戦するお祭り的なものと、そうでないものを分けてもいいのかな、と思います。「eスポーツ」という言葉とともに、開かれたものになっていくのはもちろん素晴らしいけれど、一方で専門用語がバンバン飛び交い、血で血を洗うような、昔ながらのゲーセンみたいなディープな大会もあってほしい。例えば、僕も観戦しに行った『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』の全国大会=クーペレーションカップのような、濃密な空間。ゲームのリリースから20年が経とうというなかでも多くのプレイヤーが集まり、その文脈のなかにいるからこその楽しみが生まれています。遊園地のような大会もあれば、京都の料亭みたいに、一見さんお断りに近い大会もあっていい。そして、僕はそのどちらにも対応していけたら最高だな、と思っています。
(取材・構成=橋川良寛)
■出演情報
AbemaTV『勝ったら100万円!SFV AE 賞金首』
放送:8月23日(木)22:00~23:00
https://abema.tv/channels/ultra-games/slots/DgPr4xsuX68Dd1
■リリース情報
ゴールデンボンバー
樽美酒研二 作詞作曲歌唱シングル
『タツオ…嫁を俺にくれ』
発売:2018年9月1日(土)