猫宮ひなた、なぜ半年でトップVTuberに? 萌えキャラ × 『PUBG』ドン勝プレイの魅力

 今や群雄割拠の時代に突入しているバーチャルYouTuber(VTuver)業界。そんな中、チャンネル開設から半年経たないうちにチャンネル登録者約35万人と破竹の勢いを見せているのが猫宮ひなたである。

 ピンクの髪に猫耳(本人は寝癖と言っている)、タンクトップとニーハイ、さらには“僕っ娘”と萌え要素を大量に盛り込んだキャラクターの猫宮。ゲーム実況を得意とする彼女はこれまで『PUBG』(PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS)、『L4D2』(Left 4 Dead 2)などのFPS人気作をプレイし、そのプロ級のテクニックが話題になった。また『CSGO』(Counter-Strike: Global Offensive)では18階級中最高ランクの“THE GLOBAL ELITE“でプレイしているというから驚きだ。

【PUBG】待たせたな...いざ戦場へ!

 猫宮の存在は動画投稿以前からTwitterで話題になっていた。リプライにはチェキつきでの返信、自己紹介の練習と「演技力またたび面接」の動画をツイート。これに同じケモ耳である「けもみみおーこく国営放送」の“バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん”ねこますも「毎秒投稿して……」とコメントするなど、一目置いていた。

 これまでの投稿ではバトルロワイヤルゲームである『PUBG』のプレイが多く、平均して20キル以上を記録し、高難度のハンドガン縛りプレイもそつなくこなしている。モバイル版もリリースされ話題のゲームということもあるが、猫宮の力の抜けた口調とスキのないプレイングで再生回数100万回を突破してきている。

 また「【PUBG縛りプレイ】何でも言うことを聞いてくれるヒナタチャン【#1X】」ではGYARIの「なんでも言うことを聞いてくれるアカネチャン」をカバーした「なんでも言うことを聞いてくれるヒナタチャン」を歌っている。曲名になぞり、前回の動画でやることになった縛りプレイでドン勝する猫宮を楽しむことができる。

 一方、いわゆるVTuber的な動画も出し始めている。ミライアカリの部屋でホラーのPSVRプレイや、動物やVTuberの声マネを披露。ゆったりとした空気感で、猫宮のほんわかとしたキャラクターの魅力が存分に発揮されている。

 このキャラクターの雰囲気と、ゲームプレイのギャップが猫宮の魅力だ。日々、多くのVTuberが生まれていく中で、その波に埋もれることなくトップVTuberの仲間入りを果たしたのは、偶然ではない。4月には動画投稿数9本にして、ミライアカリやヨメミとともにバーチャルYoutuber事務所・ENTUMに入ることが決定。また5月にはボイス付きLINEスタンプを発売、7月にはスマホケース、アクリルキーホルダーなど新たなグッズも発売されるなどその勢いは止まることを知らない。

関連記事