2回目のクッパパーティーで印象的だったのは、スターを目前に控えた終盤のレトルトvs牛沢の攻防だ。直前のミニゲームによってワリオ（フジ）がリタイアとなり、圧倒的に不利な状況を迎えた牛沢。後方わずか3マスにクッパが迫る中、なんと回復マスでキヨ・ガッチマン・フジを復活させることに成功する。一気に勝機が見えたように思われたが、レトルトも負けじとミニゲーム「クッパのピンボールじごく」でキヨとフジをダウン、ガッチマンを残りライフ1に追い込む。またも絶体絶命に陥る牛沢、しかし、レトルトの振ったサイコロの出目が悪く、ここにきてミニゲームに持ち込めない痛恨のミス。このチャンスに目、もといメガネを光らせた牛沢がそのままゴールに突入、スターを隠しもった敵を一発で見抜き、見事キヨチームに勝利をもたらした。絶妙な負け方でファンの笑いを誘う「レトルトボコボコシリーズ」を期待した視聴者も、満足できたのではないか。

　ゲーム実況パート終了後に合わせ、おまちかねとなるLevel.4のイベント情報が発表。開催日は今年の12月26日、そして会場はさいたまスーパーアリーナであることが明かされ、前回の日本武道館に続き、視聴者に大きなインパクトを与えた。『マリオパーティー10』のプレイ内容から、出演権を勝ち取ったフジは「なんとか出演権を勝ち取りましたフジです。本番はよろしくお願いします」と参加の意を述べ、番組進行を務めたレトルトは「今日は珍しく勝つことができました。Level.4で会いましょう」と全体の感想で締めくくった。

　Level.4のチケット選考予約は、『キヨの人生あまちゃんネル』（http://ch.nicovideo.jp/kiyo-saiore）『レトルトのニコレトチャンネル』（http://ch.nicovideo.jp/retort）内で、7月7日より受付予定とのこと。詳しい情報は後日発表される模様だ。同時に、1月6日に開催された『Level.3 in 武道館』の映像商品化も決定。こちらは10月発売予定なので、『Level.4』の開催を楽しみにしつつ、予習として観ておくとよさそうだ。

■龍田 優貴
ゲームの尻を追いかけまわすフリーライター。時代やテクノロジーと共に移り変わるゲームカルチャーに目が無い好事家。『アプリゲット』『財経新聞』などで執筆。個人的なオールタイムベストゲームは「ファミコン探偵倶楽部」シリーズ。
Twitter：@yuki_365bit