『ヴィジョンクエスト』メイキング映像公開 ポール・ベタニーがマインドスペースの裏側語る
マーベル・スタジオのオリジナルドラマシリーズ『ヴィジョンクエスト』より、本作の舞台の一つとなるヴィジョンの脳内環境“マインドスペース”の制作の裏側を、主演のポール・ベタニーらが語るメイキング映像が公開された。
本作は、『アベンジャーズ』シリーズを中心に数々の作品で活躍してきたヴィジョンを主人公に据えたマーベル・スタジオの新オリジナルドラマシリーズ。現在ディズニープラスで独占配信中で、11月11日には最終話の配信を控えている。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で戦いに敗れ“死”を迎えるも、記憶を持たない“身体”だけの存在ホワイトヴィジョンとして再起動したヴィジョン。かつての記憶も“データとしては”取り戻すも、「自分自身が何者なのか」を見失ってしまったヴィジョンが、本作では“身に覚えのない記憶”を頼りに自分を見つめなおしていく。
配信直後から話題を呼んでいるのが、ヴィジョンが日常生活の中で集めた情報を整理する脳内環境“マインドスペース”だ。ここでは、アイアンマンことトニー・スタークをサポートしてきたJ.A.R.V.I.S.やF.R.I.D.A.Y.など、懐かしのAIキャラクターが暮らしており、生活の中で学んだ人間のデータを整理するために手助けをしてくれる。
公開された映像では、“マインドスペース”での撮影が、ベタニーら俳優陣のコメントと共に振り返られる。AIたちが暮らすのは、色鮮やかな家具や美しい調度品が並ぶ豪華な邸宅。しかし、その洗練された空間をよく見ると、暖炉では本物の炎ではなくドット絵の火が揺らめき、本棚やソファーは極端に傾き、廊下はどこまでも伸び続ける。さらには、どこにもつながっていない階段まで用意されている。
ベタニーが「AIに考えさせた人間の家のような、不思議な空間だ」と語るように、生成AIがデザインしたかのような細部の不自然さや空間のつじつまが合わない感覚を思わせる仕掛けが、セットのあちこちに散りばめられている。
この邸宅の中でもひときわ異彩を放つのが、最上階のロフトだ。そこには、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でアベンジャーズの前に立ちはだかった宿敵ウルトロンが囚われている。本作では、ヴィジョンの手によって破壊されたはずのウルトロンが、実は完全には消滅しておらず、ヴィジョンのマインドスペースにひそかに閉じ込められていたという事実が、第1話で明らかになった。
ウルトロンのロフトには、絵画や石像などの芸術品が並び、人間の生活をのぞき見るためのブラウン管テレビが18台も設置されている。かつて人類の殲滅を掲げたウルトロンが、これほどまでに人間の暮らしに関心を寄せている理由にも注目が集まる。ウルトロン役のジェームズ・スペイダーも「ウルトロンの部屋は、牢屋としては快適だ」と語っている。
そのほかにも、ヴィジョンが着こなすスーツのストライプが、AIを構成するプログラムコードでデザインされているなど、一度見ただけでは気付けない遊び心が随所に込められている。
■配信情報
『ヴィジョンクエスト』
ディズニープラスにて独占配信中
出演:ポール・ベタニー、ジェームズ・スペイダー
製作総指揮:ケヴィン・ファイギ
©︎2026 Marvel