三宅裕司×小倉久寛×ブレント・オリアン、SET新作に自信 「今回は音楽と爆笑、そして感動」

三宅裕司、SET新作公演に自信

 三宅裕司と小倉久寛が出演する劇団スーパー・エキセントリック・シアター(以下、SET)の第64回本公演ミュージカル・アクション・コメディー『愛と友情の大脱走~ラブ&ピース フォーエバー~』が、10月29日より池袋・サンシャイン劇場にてスタートする。上演に先駆けて、10月28日に公開舞台稽古とマスコミ向けの囲み取材が開かれ、三宅、小倉、共演のブレント・オリアンが登壇した。

 今作は1960年代、ベ平連(ベトナム平和維持・連絡市民団体)がアメリカ兵の脱走を手助けした史実を基にしたオリジナルストーリー。三宅は「SETが昔から上演しているミュージカル・アクション・コメディーにふさわしい作品ができると思った」と今作に自信を見せる。劇中では60年代の懐かしいヒット曲が散りばめられており、アメリカと日本の文化の違いによるギャグから、「笑いながら音楽を聴き、最後に感動できる作品になっている」と自負する。

三宅裕司

 三宅はベ平連の永井、小倉はヒッピー村の村長、オリアンは脱走してきたアメリカ兵のトミーを演じる。オリアンはSET劇団員ではなく客演として今作に起用されている。その理由に三宅は、日本の歌手が惚れてしまうアメリカ兵という役柄からハンサムな容姿に、高身長というスタイルの良さ、チームワークに直結する真面目さ、日本語が堪能なことを挙げた。

 本番を前にして小倉は非常に緊張した面持ち。今作ではこれまであまり関わってこなかったミュージカルのシーンにも出演しており、昨日行われたギターを弾きながら登場する場面での音合わせでぐちゃぐちゃになってしまったというのだ。そこで歌唱する「花はどこへ行った」になぞらえて、“コードはどこへ行った”、“歌詞はどこへ行った”状態だったと小倉は不安げな表情を見せた。

小倉久寛

 オリアンは、ここまで1カ月以上稽古を重ねてきてのドキドキとワクワク、さらに「貴重な機会を与えてくれて、本当に嬉しいです」と三宅に感謝の意を述べる。稽古では三宅と小倉による劇中にある“大事なシーン”が毎回少しずつ違っており、どう変わるのかが楽しみだったと明かすオリアンに、三宅は「あんまりちゃんと覚えてなかったもので、なんとかごまかしているうちにそうなりました」と笑いながら真相を明かす。

 来日して11年が経つオリアンは日本語学校などには行ったことがなく、独学で日本語を学んだという。テレビやゲームから、まるで日本の子供のように日本語を吸収したと語るオリアンに、三宅は「今回の舞台はアメリカ兵の彼がホテルに隠れている間ずっとテレビを見ていて、1960年代の日本のテレビのいろんなフレーズを覚えてしまう」役だと演じるオリアンと重なる部分があることを補足した。

ブレント・オリアン

 小倉は10月26日に72歳の誕生日を迎えた。しかし、毎年この季節にSETの舞台が上演されることから劇団員には誕生日をお祝いしなくていいとずいぶん前から断っているという。それでも何かプレゼントをあげていないか、三宅が尋ねられると、「僕はもう小倉の人生に最大のプレゼントをしてますからね。いまさらそんな細かいものはあげません」とキッパリ。小倉は「劇団員からちょこちょこもらいましたけど、お返ししなきゃというのは考えてます」と照れくさそうに明かしていた。

 最後にこれから来場するファンへのメッセージを求められ、小倉は「今回は特に三宅さんの思いがこもった面白いお芝居になっています。そして、ブレントの面白いギャグもいっぱいあって、とっても泣かせてくれます」と太鼓判を押す。オリアンは「コメディーで外国人が出るのは珍しいと思います。特にアメリカと日本の笑いの文化は大きなギャップがありますが、今回、僕はそれを勉強して、磨いて、一生懸命頑張ります」と挨拶。最後に三宅は「今回は音楽と爆笑、そして感動というものが大きくなっていまして、それが非常にうまくいった作品になっています。伊東四朗さんからメールをいただいたときにそのことを書いたんですね。『今回は爆笑と感動のバランスが最高の作品に仕上がっています。無理して来てください」とそういうメールを送りました。本当にそれぐらいたくさんの人に観てほしいという作品になっています」と自信を覗かせた。

 公開稽古では、ベ平連の事務所に米兵のトミーが駆け込んでくる第1場、ヒッピー村での第2場の一部が上演された。第1場では三宅がSET劇団員に「マスコミのみなさんも観てるんだから」とアドリブの掛け合いで笑いを生み出し、第2場では小倉のギターに合わせて劇団員たちが「花はどこへ行った」を歌唱する心温まるシーンが披露された。

■公演情報
劇団スーパー・エキセントリック・シアター第64回本公演
『愛と友情の大脱走~ラブ&ピースフォーエバー~』
日程:10月29日(木)~11月8日(日)(全13公演)
会場:サンシャイン劇場
脚本:𠮷井三奈子
演出:三宅裕司
出演:三宅裕司、小倉久寛、劇団スーパー・エキセントリック・シアター
ゲスト出演:ブレント・オリアン
主催:劇団スーパー・エキセントリック・シアター ニッポン放送
企画・制作:(株)スーパーエキセントリックシアター、(株)アミューズ、(同)アタリ・パフォーマンス

■チケット情報
S席…8,500円
A席(土日祝)…7,000円
A席(平日)…4,500円 

※A席は土日・平日に関わらず2階席後方の席。
※開場は、開演の45分前
※未就学児の入場は不可
※車椅子の方はチケット購入前にチケットスペース(03-3234-9999)まで連絡を

■問い合わせ
公演:SETインフォメーション MAIL:info@set1979.com
チケット:チケットスペース 03-3234-9999(10:00~15:00 ※休業日を除く)

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「舞台」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる