長谷川奈央、『影を売る女』で気づいた“本当の幸福” 「小さなことに喜びを感じられること」
映画『影を売る女』の初日舞台挨拶が10月16日にシネマート新宿にて開催され、今作で単独初主演を飾った長谷川奈央をはじめ、共演の青木涼、芦川よしみ、三納みなみ、赤羽博監督がステージに登壇した。
本作は、シンデレラストーリーや一攫千金の誘惑に翻弄される平凡な女性の姿を通して、本当の幸せを問いかける映画だ。
謎の男に“影”を売り、幸運を得る主人公・河合夕子を演じた長谷川は、膨れていくお金に対する欲求の一方で、他人に対する真心、優しさ、愛情を気づかないうちに失っていくことを意識して芝居をしていったという。
物語のきっかけを作る謎の黒マントの男を演じた青木は、“影”を買い取るシーンの演技は特に難しかったと語る。赤羽監督から黒マントの男のような、人の心に忍び込んで甘い誘惑をかけ、人を不幸に陥れようとするような存在は本当にいる、そのリアリティを描きたいとディレクションを受けたことを明かし、「そこで覚悟が決まった」と撮影を振り返った。さらに座長を務めた長谷川の存在が大きかったという青木は、長谷川を「本当に幸福に満ちた方」と称賛。その上で、長谷川が夕子の満たされない気持ちや心の隙を役に落とし込んでいたことを熱く語り、「本当に引っ張っていただいたな、というふうに思っています。改めて、影を買い取らせていただき、ありがとうございました」と感謝を示した。
大金持ちの女性・大伴映子を演じた芦川は、「本当に大切なものは何なのか」というセリフに感化されたことを語り、夕子の職場の先輩・大森を演じた三納は長谷川が単独初主演とは思えない現場での落ち着いた佇まいだったことを振り返った。
本作は10月30日より台湾にて21館での上映が決定している。舞台挨拶で台湾を訪れる予定の長谷川は、「大好きな国でもありますし、ずっと行きたいなと思っていた国でもあるので、本当にうれしく思っています。現地で台湾のみなさまにお会いできるのが今からすごく楽しみで、台湾語も勉強中でございます」と台湾語で『影を売る女』とタイトルを口にする一幕もあった。
最後に長谷川は、本作のメインテーマ曲「影を売る女」の歌詞にある〈神様どうか平凡であっても、幸福な日々を忘れないでと伝えさせてよ〉というフレーズを紹介。「この平凡というのは、日常が何も変わらなかったとしても、今こうやって生きていることだったり、与えられているものがたくさんあるということ。そういった小さなことに喜びを感じられること、それに対して感謝できるということ、そして努力を積み重ねていけるということが人間にとっての本当の幸福なんだなというふうに気づかされました。みなさんも今日映画を観て、この映画から受け取ったメッセージがあると思います。それを周りの方々にお伝えいただければとてもうれしいです。私自身も伝えていきます」と目の前にいる来場者にメッセージを届けた。
■公開情報
『影を売る女』
全国公開中
出演:長谷川奈央、青木涼、田中宏明、芦川よしみ、目黒祐樹、田村亮
監督:赤羽博
原作:大川隆法
製作:幸福の科学出版
制作プロダクション:ジャンゴフィルム
配給:日活
配給協力:東京テアトル
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