デヴィッド・リンチの代表作が甦る 『ブルーベルベット』4Kリマスター、2027年1月15日公開
デヴィッド・リンチ監督作『ブルーベルベット』の日本初公開40周年を記念して、『ブルーベルベット 4Kリマスター』が2027年1月15日より全国順次公開されることが決定した。
監督・脚本を務めたリンチは、1946年アメリカ・モンタナ州生まれ。画家を志し、絵画を動かす試みから映画の道へ進んだ。長編デビュー作『イレイザーヘッド』で注目され、『エレファント・マン』で世界的評価を獲得。1986年の『ブルーベルベット』では、のどかな地方都市の日常と、その裏に潜む欲望と暴力を対置する独自の世界観を鮮明にした。『ワイルド・アット・ハート』でカンヌ国際映画祭パルムドール、『マルホランド・ドライブ』で同映画祭監督賞を受賞し、2019年にアカデミー名誉賞を受賞。2025年1月に逝去した。
本作は、美しい郊外の街を舞台に、人間の内面に潜む欲望と暴力を幻想的かつ魔術的な映像で描いたミステリー。1987年に日本で初公開され、後の『ツイン・ピークス』へとつながるリンチ独自の世界観を決定づけた作品として高く評価されている。全米映画批評家協会賞では作品賞、監督賞、助演男優賞、撮影賞の4部門を受賞し、リンチ監督は第59回アカデミー賞監督賞にノミネートされた。
物語は、大学生のジェフリーが父の見舞いのため故郷へ戻ったある日、野原で切断された人間の耳を発見するところから始まる。事件に興味を抱いた彼は、刑事の娘サンディとともに真相を探り始める。やがて、美しい歌手ドロシーと、彼女を支配する凶暴な男フランクの存在を知ったジェフリーは、平穏な街の裏側に潜む悪夢へと足を踏み入れていく。
主演を務めたのは、『ツイン・ピークス』のカイル・マクラクラン。そのほか、『教皇選挙』のイザベラ・ロッセリーニ、『イージー・ライダー』のデニス・ホッパー、『ジュラシック・パーク』シリーズのローラ・ダーンらが共演に名を連ねている。
日本初公開40周年となる今回の上映では、4Kデジタル修復版をもとに、国内初となる4K DCP上映が実現。青いベルベット、赤いカーテン、郊外の鮮烈な緑など、作品を象徴する色彩と陰影が大きなスクリーンに立ち上がり、美しさと不穏さが同居するリンチの世界を映画館で改めて体験できる機会となる。
あわせて、ティザービジュアルと場面写真が公開。さらに、本作の物語のはじまりを追体験できる公式サイトと公式SNSもオープンした。公式サイトは、画面に並ぶさまざまな“耳”から気になる1枚を選ぶと、ある選択をきっかけに『ブルーベルベット』の世界へと導かれる仕組みで、主人公ジェフリーが草むらで人間の耳を発見し、街の闇へ足を踏み入れていく物語をモチーフにした体験型コンテンツとなっている。
今後、上映劇場やクラウドファンディングの特別企画などの詳細が順次発表される。
■公開情報
『ブルーベルベット 4Kリマスター』
2027年1月15日(金)より全国順次公開
出演:カイル・マクラクラン、イザベラ・ロッセリーニ、デニス・ホッパー、ローラ・ダーン ほか
監督・脚本:デヴィッド・リンチ
配給:ポルトレ/フィールドワークス
1986年/アメリカ/121分/PG12
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