原菜乃華が明かす子役時代からの変化 落ち込む自分を乗り越えて身につけた“切り替え力”

原菜乃華が明かす子役時代からの変化 落ち込む自分を乗り越えて身につけた“切り替え力”

 10月4日よりABCテレビ・テレビ朝日系で放送がスタートする新ドラマ『もうパパ!』で、GP帯連ドラ初主演を務める原菜乃華。本作で演じる主人公・多良山紀子は、6歳の頃にパパ・良詫と配信したある動画がバズって一躍有名人になった、家族系チャンネル「タラちゃんねる」の看板娘だ。役柄と同じく6歳から子役として芸能活動をスタートさせ、キャリアを重ねてきた原だからこそ重なる、役柄への共感と実体験について語ってもらった。

主人公・紀子に重なる自身の姿

ーー主人公・紀子の役作りについて、事前に考えていたアプローチと実際に現場に入ってからで何か変化はありましたか?

原菜乃華(以下、原):最初に台本をいただいた段階では、起きている出来事だけを追って「これはかなり暗く気落ちしてしまう状況だな」と予想して読んでいたんです。でも、本読みの際にスタッフさんから「ちょっと紀子が暗すぎるかも」と指摘していただいて。パパ役の堤(真一)さんも「お父さんもおかしいけれど、紀子もその思想に染まっているからこの親子はおかしいんだよね」とおっしゃっていて、ハッとしました。

ーー10年以上、その環境が“当たり前”だったからこその空気感ですね。

原:そうなんです。紀子にとってはそれが我慢でも特別でもなく、10年ずっと当たり前だった日常なんですよね。無意識のうちに自分の気持ちに蓋をしてやり過ごしてきた。その“当たり前として生きてきた前提”をしっかり軸に持っておかなきゃいけないんだなと、現場に入ってすごく腑に落ちました。

ーー劇中では紀子の6歳からの成長が描かれますが、原さんご自身も6歳でお仕事を始められています。自分の本音よりも周囲の役割を優先してしまう紀子の姿に、ご自身を重ねる部分はありましたか?

原:周囲の顔色を伺って、「今自分にどんな役割が求められているか」を観察しながら動いてしまう部分は少なからず通じるところがあるなと感じます。私自身は我慢している感覚はなかったのですが、幼い頃は大人から「ちゃんとしてるね」「いい子だね」と褒められることがすごく嬉しくて、それが自分のアイデンティティになっていた部分は間違いなくありました。

ーーその感覚は、大人になるにつれて変化していったのでしょうか?

原:子役の感覚だと、「現場の大人が言った指示通りにきちっと動ける子」がオーディションに受かる印象だったんです。でも、15歳くらいの思春期に入った頃から「それだけじゃダメなんだ」と気づいて。ただ言うことを聞くだけではなく、自分から何を持ってこられるか、個性や自分の強みで評価されるんだと分かってからは、「自分の必要とされる部分って何だろう?」とすごく悩んだ時期がありました。

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