国仲涼子、朝ドラ『ブラッサム』で叶えた“25年越しの夢” 「自分の中で一つ大きな節目に」

国仲涼子、『ブラッサム』で叶えた夢

渡部篤郎の提案で生まれた“夫婦の縁側のシーン”

ーー幼少期の珠を演じた村上蘭さんから、大人の珠を演じる石橋静河さんへバトンタッチする際、国仲さんの気持ちの変化などはありましたか?

国仲:村上蘭ちゃんから石橋さんにバトンタッチするとき、私の中で「珠さまが変わっちゃった」と感じるのがすごく不安だったんです。「接し方が変わったらどうしよう」って。でも、蘭ちゃんと石橋さんの声のトーンや空気感、セリフの間の取り方がすごく似ていて。何の違和感もなく「珠さまがそのまま大人になった」と感じられたので、私自身も心の変化なく、スッとそのままの気持ちで入れたのがすごく安心でしたし、良かったです。

ーー石橋静河さんの現場での印象はいかがですか?

国仲:石橋さんはとにかく明るくて、全然飾らないナチュラルな方です。キャストやスタッフの皆さんにも分け隔てなく気さくに接してくれて、その姿が「珠さまっぽいな」と思うこともありますね。かといって、無理に明るく振る舞い続けるわけでもなく、ありのままの自然な姿を見せてくれるところも、ご自分に正直で素敵な方だなと感じます。

ーー渡部篤郎さん演じる夫の清治は、現代で言う“モラハラ夫”のような非常に威圧的なキャラクターですが、リョウとしてどういった気持ちで彼に接しているのでしょうか?

国仲:今で言うモラハラやパワハラにあたるような、清治さんの自分勝手な立ち振る舞いについて、「昔の家族の形としてどう表現すればいいのか」は監督ともかなり話し合いました。私たちが心の底からビクビクして驚いていたら、それはもう完全にモラハラになってしまう。でも、リョウさんは清治さんを愛して結婚した人なので、さじ加減は難しいですが、描かれてはいなくても「清治さんの本当の姿、良い部分を知っているに違いない」と心に置きながら演じています。ただ、カナリアを逃がしてしまい怒鳴られたときに、突発的に子どもを守ろうとして逃げるという気持ちはよく分かります。

ーーカメラが回っていないときの渡部さんは、どのようなお人柄なのでしょうか?

国仲:全然威圧的ではなくて、ものすごく気さくな方です。待ち時間はずっとご家族の話をされていますし、私の子どものことも気にかけてくださいます。でも、スタジオに入った瞬間はすごいオーラで入ってこられるので、私たちもスタッフもみんな「シャキーン!」となるんです(笑)。それはすごく良い刺激になりますね。また、第2週にリョウが縁側で清治さんの髭を剃るシーンがあるんですが、実はもともと台本にはなくて、渡部さんが「リョウと清治の二人のシーンを作りたい」と提案されて急遽撮影したんです。本当にすごく素敵なシーンになっていて、勉強させられました。

ーー明治・大正時代を生きる女性を演じる上で、苦労されていることはありますか?

国仲:台所での撮影が多いんですが、包丁やまな板など、当時の道具はすべてが今と違うんです。それを毎日扱っているように見せるため、事前に切り方の練習をしました。スムーズに動いているように見せるのには結構時間がかかりましたね。あとは、葉野家は裕福ではないので、リョウさんはほぼノーメイクでずーっと同じ着物を着ているんです。珠さまは東京に出てちょっとお洒落して、口紅を塗って帰ってきたりするのに(笑)。でも、それも「母親らしいかな」と思ってやっています。今後、少しお化粧できる機会があればいいなと願っています(笑)。

ーー最後に、25年ぶりの朝ドラ出演となる『ブラッサム』は、国仲さんの今後の人生においてどのような作品になりそうでしょうか?

国仲:『ちゅらさん』のときは何も分からないまま撮影に入って、自分のことでいっぱいいっぱいでした。今回はある程度いろいろな経験を積んで、25年働いて、そして念願だった「朝ドラの母親役」という形で戻ってくることができました。自分の中で一つ大きな節目なのかなと思っています。初心を忘れず、「今まで自分はどんな風に仕事をしてきたか」を振り返る、とても大切な時期であり、大切な作品になるだろうと思っています。

■放送情報
2026年度後期 連続テレビ小説『ブラッサム』
NHK総合にて、毎週月曜から金曜8:00~8:15放送/毎週月曜から金曜12:45~13:00再放送
NHK BSプレミアムにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜8:15~9:30再放送
NHK BS4Kにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜10:15~11:30再放送
出演:石橋静河、加賀まりこ、松たか子、国仲涼子、渡部篤郎ほか
作:櫻井剛、小松與志子
主題歌:YOASOBI
制作統括:村山峻平、櫻井壮一
プロデューサー:大野陽平
演出:盆子原誠、中泉慧、佐藤玲衣、田中陽児、小林直毅、野田雄介
写真提供=NHK

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<応募締切>
10月16日(土)

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