A24が“ワンオペ問題”に切り込む ローズ・バーン主演『ワンオペレーション』9月18日公開
第75回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した映画『If I Had Legs I'd Kick You(原題)』が、『ワンオペレーション』の邦題で9月18日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国公開されることが決定した。
『ミッドサマー』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』などのA24が製作を担った本作。本来は複数人で担うべき育児や家事、仕事を一人で背負う“ワンオペレーション”という現代社会の構造的問題を、スリラー、心理ドラマ、ダークコメディが融合した予測不能な物語として描いていく。
監督・脚本を務めたのは、本作が長編2作目となるメアリー・ブロンスタイン。心理学の修士号を持ち、国立病院で子どもを対象としたプレイセラピーに携わった経験もある彼女が、重病の娘とモーテルで暮らした自身の実体験をもとに脚本を執筆した。プロデューサーには、『ワン・バトル・アフター・アナザー』『リコリス・ピザ』などのサラ・マーフィをはじめ、『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』で監督・脚本を務めたジョシュ・サフディらが参加。編集は、これまで『ヘレディタリー/継承』から始まるアリ・アスター監督のすべての長編作品の編集を手がけてきたルシアン・ジョンストンが担当した。
主人公リンダを演じたのは、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』『X-MEN』シリーズのローズ・バーン。本作では、責任と重圧に押し潰されそうになりながらも日常をつなぎ止めようとする母親を鬼気迫る演技で体現し、第75回ベルリン国際映画祭銀熊賞(主演俳優賞)、第83回ゴールデングローブ賞女優賞(コメディ/ミュージカル部門)を受賞、第98回アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた。
共演には、第98回アカデミー賞授賞式の司会も務めたコメディアンのコナン・オブライエン、人気ラッパーでありファッションアイコンとしても活躍するエイサップ・ロッキー、『パティ・ケイク$』のダニエル・マクドナルドらが名を連ねた。
家事と育児、セラピストの仕事に追われるリンダ(ローズ・バーン)は、原因不明の病を抱える幼い娘の世話に追い詰められていた。顧客の患者への対応、娘の担当医からの叱責、出張中の口うるさい夫からの電話。休まる暇もない日々の中、自宅アパートの天井が突然崩落し、娘とともに海辺の格安モーテルへ移り住むことに。誰にも頼れない孤独のなかで限界を迎えた彼女は、思いもよらぬ事態へと飲み込まれていく。
公開されたポスタービジュアルには、限界寸前で虚ろな表情を浮かべる主人公リンダの顔を大きく写し出され、目元から涙のように流れ落ちる「笑ってしまうほど、もう限界」というコピーが重なり、心身ともに追い詰められていく彼女の状態が表現されている。
あわせて公開された本予告では、病を抱える娘の育児とセラピストの仕事を一人で担うリンダ(ローズ・バーン)の息つく暇もない日常が、容赦なく畳みかけるトラブルの連続とともに描き出され、極限状態へと追い詰められていく一方、ブラックユーモアと予測不能な展開が繰り広げられていく。ラストでは、崩れ落ちた天井の穴が映し出される中、リンダが「こちらは、すべて順調」とつぶやいて幕を閉じる。
■公開情報
『ワンオペレーション』
9月18日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
出演:ローズ・バーン、コナン・オブライエン、エイサップ・ロッキー、ダニエル・マクドナルド
監督・脚本:メアリー・ブロンスタイン
配給:東京テアトル、シンカ
2025年/アメリカ/英語/113分/2.39:1/5.1ch/カラー/原題:If I Had Legs I’d Kick You/日本語字幕:堀上香
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