ツェン・ジンホアが岸井ゆきのをエスコート 『シンシン アンド ザ マウス』メイキング写真

 6月26日より新宿バルト9、シネスイッチ銀座ほかで全国公開される、岸井ゆきのとツェン・ジンホアのW主演映画『シンシン アンド ザ マウス/SINSIN AND THE MOUSE』のメイキング写真が公開された。

 第58回谷崎潤一郎賞(中央公論新社主催)を受賞した吉本ばななの短編小説集『ミトンとふびん』に収められた一篇『SINSIN AND THE MOUSE』を映画化する本作は、最愛の母を失った主人公・ちづみが、旅先の台北でシンシンという男性に出逢い、喪失感の中で再生していく物語。金馬映画祭 Film Project Promotion(FPP)部門優秀企画に選出され、日本と台湾の合作で映画化が実現した。『ボクは坊さん。』『すくってごらん』の真壁幸紀が監督・脚本を務めた。

 『佐藤さんと佐藤さん』などの岸井と、出演映画が連続で興行収入1億台湾ドルを突破した台湾人俳優のツェン・ジンホアがW主演を務めたほか、藤原季節、中田青渚、伊勢佳世、柄本時生、飯田基祐、リン・チェンシー、エンジェル・リー、リン・メイジェン、余貴美子が共演に名を連ねた。

 2024年10月に撮影された本作は、ちづみ(岸井ゆきの)と亡き母との回想シーンなどを日本で撮影後、10月14日から28日まで台湾ロケが行われた。日本からのミニクルー8名が総勢 40名の台湾チームに合流する体制だったが、言語や文化の壁に加え、天候にも悩まされたという。ちづみとシンシン(ツェン・ジンホア)が台北の街を歩くシーンの撮影では、岸井が雨に濡れないように、ツェン・ジンホアがそっと彼女の頭上に手をかざす。台本にはない、悪天候を逆手に取ったショットが生まれた瞬間だった。本作において“雨”は喪失と感情の揺らぎを象徴するモチーフとして映像に溶け込んでいる。

 クランクインまでほぼ顔を合わせることなく現場に臨んだ岸井とツェン・ジンホア。日本語のセリフに真摯に向き合うツェン・ジンホアとそれに応える岸井の撮影時の姿を振り返り、「彼が相手だったからこそ、岸井さんのあの表情が生まれた」と真壁監督も断言した。

 また、日本と台湾の撮影現場の違いについては、「食事」だと岸井と真壁監督は口を揃える。台湾では、昼時に弁当が到着すると一旦撮影を中断し、食事を優先。弁当の種類も多く、鶏・牛・豚・魚・麺・スープ系と毎食常に5〜6種類用意されていたという。

 公開された4点のメイキング写真では、そんな台湾での撮影現場の様子が切り取られている。

■公開情報
『シンシン アンド ザ マウス/SINSIN AND THE MOUSE』
6月26日(金)新宿バルト9、シネスイッチ銀座ほか全国公開
出演:岸井ゆきの、ツェン・ジンホア、藤原季節、中田青渚、伊勢佳世、柄本時生、飯田基祐、リン・チェンシー、エンジェル・リー、リン・メイジェン、余貴美子
原作:吉本ばなな 『SINSIN AND THE MOUSE』(新潮社刊『ミトンとふびん』収録)
監督:真壁幸紀
脚本:真壁幸紀、加藤法子
劇中絵本:『ないしょのおともだち』(ほるぷ出版)ビバリー・ドノフリオ:文/バーバラ・マクリントック:絵/福本友美子:訳
製作幹事・企画・制作プロダクション:ROBOT
共同幹事:TCエンタテインメント
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
製作:映画「SINSIN AND THE MOUSE 」FILM PARTNERS
2026年/日本/カラー/スタンダードサイズ/5.1ch/108分/G
©2021 by Banana Yoshimoto All rights reserved. Japanese original edition published by Shinchosha Publishing Co., Ltd., Japan in 2021. The permission to use the original novel to produce this movie has been arranged with Banana Yoshimoto through ZIPANGO, S.L.
©2026 映画「SINSIN」FILM PARTNERS
公式サイト:https://www.culture-pub.jp/sinsinmovie/
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