真田広之、次世代の表現者へ送るエール 「架けた橋を誰も渡らなかったら意味がない」

「海外へ挑戦する人がもっと増えてくれることを願います」

ーー今作から新たにジョニー・ケイジ役としてカール・アーバンさんが参加されていますが、共演されてみての印象を教えてください。

真田:いや、本当にセットで初めて会ったときに「えっ、ジョニー・ケイジがいる!」という感じでしたね(笑)。まさにぴったりだなと思いましたし、彼自身も本当になりきっていて。カメラが回っていない待ち時間なんかも、常に役を背負っているような佇まいをしていたので、見ていて本当に楽しかったですね。

ーー前作に続き、浅野忠信さんとの共演もありました。現場での交流はいかがでしたか?

真田:前作でも今作でも、同じシーンに出ても直接お芝居で絡む場面というのは特になかったんです。ただ、撮影期間としては重なっていましたので、一緒に食事に行ったり、合間合間に顔を合わせることはありました。お互いの役について深く話すことはなかったですし、会うのもそんなに久しぶりではなかったので(笑)、ごく普通に、お互い役をすっと背負って現場にいるという心地よい距離感でしたね。

ーー真田さんにとって、本作の撮影時期は『SHOGUN 将軍』の展開時期とも重なっていたとお聞きしました。

真田:そうなんです。まさにこの作品の撮影期間中に、ちょうど『SHOGUN 将軍』のプロモーションキャンペーンが始まりまして。オーストラリアでの撮影を一時離脱して、ロサンゼルス、ニューヨーク、ワシントンへとツアーのために飛ばなければならなかったんです。スケジュールが完全にオーバーラップしていたので、逆に印象的な現場になりましたね。

ーー『SHOGUN 将軍』には浅野忠信さんも参加されていますが、プロモーションなどで顔を合わせることもあったのでしょうか?

真田:そうですね。『SHOGUN』にはもちろん浅野くんも出ていましたから、この2つの大きな作品で同じように関われている面白さがやっぱりありましたね。片や本格的な時代劇で、片やゲーム原作の未来的な映像の中で、全然違う役をお互いにやっているというのが面白かったです。

ーー最後に、ハリウッドの第一線で闘い続けている真田さんから、これからハリウッドを目指す若者やクリエイターたちへエールをお願いします。

真田:海外へ挑戦する人たちが、これからもっと増えてくれることを願っています。自分が切り開いて橋を架けたところで、誰も渡ってくれなかったら本当に意味がないことですから。皆さんに伝えたいのは、夢を「夢」のままで終わらせずに、現実的な目標を具体的に立てていって、ぜひ勇気を持って飛び込んでいただきたいということです。あとに続く人たちに対して、僕にできる限りのサポートがあれば本当にしたいですし、「待っています」とお伝えしたいですね。

■公開情報
『モータルコンバット/ネクストラウンド』
6月5日(金)全国公開
出演:カール・アーバン、真田広之、浅野忠信、ルイス・タン、ジョー・タスリムほか
監督:サイモン・マッコイド
製作:ジェイムズ・ワン、トッド・ガーナ―、サイモン・マッコイド、E・ベネット・ウォルシュ
制作:ニュー・ライン・シネマほか
配給:東和ピクチャーズ・東宝
全米公開:5月8日/原題:Mortal Kombat II/映倫:R15+
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