染谷将太主演『チルド』本予告&本ビジュアル ファンタジア国際映画祭コンペ部門出品も

 7月17日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開される染谷将太主演映画『チルド』の本予告と本ビジュアルが公開された。

 2022年に設立された映画レーベル「NOTHING NEW」による実写長編第1作となる本作は、コンビニを舞台としたホラー作品。 染谷が主演を務めるほか、唐田えりか、西村まさ彦、令和ロマンのくるまらが出演する。

 2024年に発表した短編『VOID』がロッテルダム国際映画祭、サンフランシスコ国際映画祭など数々の映画祭に入選した岩崎裕介による初の長編映画監督作品で、第76回ベルリン国際映画祭国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞を受賞した。

映画『チルド』本予告

 公開された本予告は、都内のコンビニ「エニーマート倉冨町7丁目店」で働く副店長・堺(染谷将太)の“何気ない日常”から始まる。整然と並ぶ棚、反復される作業、無機質な灯。見慣れたはずのコンビニが、どこか冷たく、不穏な空気をまとっている。将来への不安が滲む堺は、 孤独を埋めようとマッチングアプリで人と繋がろうとするが、「命というものが、形を失っているように感じるんです。生きていることと、そうでなことが、もうそんなに変わりがないんじゃないかって」と話す女性の言葉に違和感が残る。さらに、新人アルバイトとして小河(唐田えりか)が加わることで、店に漂っていたわずかな違和感は、次第に輪郭を持ちはじめる。オーナーの過剰な秩序、管理され続ける空間、揺らぎ始める現実。“日常”の裏側に潜んでいたものが、静かに姿を現していく。やがて映像は、逃げ場のないコンビニで崩れていく人間関係と、堺が向き合わざるを得なくなる“秩序”と“生”の問いを示唆する。

 また、本予告でも流れる本作の主題歌が、PAS TASTAの新曲「無限の国 feat. ermhoi」に決定。本楽曲は、PAS TASTA初の実写映画主題歌となる。主題歌として起用されることを受け、メンバーは「主人公へ向けたエールのような楽曲になるよう制作しました」とコメントを寄せた。

 あわせて公開された本ビジュアルでは、何かが抜け落ちた後のようにも見える制服を着た無表情の堺が、鮮烈なピンクの光に包まれている姿が描かれている。

 さらに、本作がファンタジア国際映画祭Cheval Noir Competition部門に正式出品され、7月にプレミア上映されることも決定。これを受け、映画祭のプログラミングディレクターと岩崎監督からコメントが到着した。

コメント

PAS TASTA(主題歌担当)

この度は、映画『チルド』の主題歌として「無限の国」という楽曲を書き下ろさせていただきました。
ネタバレになってしまうため、あまり踏み込んだことは書けず恐縮ですが、主人公へ向けたエールのような楽曲になるよう制作しました。
歌唱いただいたermhoiさんのお力添えもあり、これまでのPAS TASTAのどの楽曲とも違う、異質な魅力を持つ作品に仕上げることができました。
『チルド』が公開された暁には、ぜひ映画館へ足を運び、劇中でも聴いていただけたら嬉しいです(ホラーが苦手な方には少し覚悟のいる作品かもしれませんが!)
そして、貴重な機会をくださった岩崎監督に改めて心より御礼申し上げます。

ニコラス・アーカムボルト(ファンタジア国際映画祭 プログラミングディレクター)

『ANYMART(チルド)』に一目惚れした。
鋭く、卓越した脚本と演出、予想を裏切る展開、ブラックユーモア、そして現実に深く根ざした視点。そのすべてに圧倒され、鑑賞した後すぐにコンペティション部門へ招待をしなければならない、と思った。
この1年で、私が最も好きな作品であり、この感情を観客と分かち合える日が待ちきれない。
長編デビュー作でありながら、岩崎裕介監督というその底知れぬ才能の登場を、誰よりも早く目撃してほしい。

岩崎裕介(監督)

コンセプチュアルで尖ってて大好きな映画祭!
うれしい! 『チルド』がどう受け入れられるか緊張もありつつ、めっちゃ楽しみです。

主題歌を担当する ermhoi

■公開情報
『チルド』
7月17日(金)テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル梅田ほか全国公開
出演:染谷将太、唐田えりか、西村まさ彦、くるま、長島竜也
監督・脚本:岩崎裕介
プロデューサー:林健太郎、下條友里、井上淳
企画・プロデュース:NOTHING NEW
制作プロダクション:東北新社
配給:NOTHING NEW
洋題:AnyMart
©『チルド』製作委員会 (NOTHING NEW・東北新社)
公式サイト:https://nothingnew.film/chilled_anymart/

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