稲垣吾郎×草彅剛×香取慎吾『バナ穴』はどんな異色作に? 山内ケンジとの化学反応に期待
今年の夏の楽しみが、ひとつ増えた。それはなぜかというと、『バナ穴 BANA_ANA』なる映画が公開されるから。非常に謎めいていて、どうにも惹きつけられてしまうタイトルだ。それも主演は、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人。そう、新しい地図の3人が顔を揃えた、はじめての長編映画なのである。これまでの個々の歩みが、本作でどのようにクロスするのだろうか。
本作は、2018年公開の『クソ野郎と美しき世界』に続く、新しい地図による映画の第2弾。これまでに『友だちのパパが好き』(2015年)や『アジアのユニークな国』(2025年)などを手がけ、映画界と演劇界を自由に往来しては刺激的な作品を創出し続けてきた、山内ケンジのオリジナル最新作である。
山内作品に触れたことのある方の中には、新しい地図と組むことに驚いている人もいるのではないか。日本が誇るトップスターの3人が、山内ワールドの中でどのように輝くのか。いまはまだ第一報として作品情報が出ただけで、いったいどんな物語が繰り広げられるかは、ベールに包まれている状態だ。
稲垣の「観る者のイマジネーションによって完成する美しい作品です」や草彅の「謎めきすぎて癖になる」、そして香取の「バナ穴の1人として皆さまにお伝えしたいのは『考えないで、感じて』」というコメントから察するに、単純明快な物語を描くものではないことが分かる。
山内監督のコメントには「三人とも本人として登場してもらうのが一番自然でよい」とあり、「本人として登場する三人はリアルなんだから、その代わり、場所の設定や時間を少しシュールにして、曖昧なモノにする」と続けている。劇場に足を運ぶ一人ひとりの想像力と、観客としての器の大きさが求められる、かなりクレイジーな世界観が立ち上がることになるのだろう。