『デアデビル』の圧倒的な“難役ぶり” 10年以上演じ続けるチャーリー・コックスが明かす
ディズニープラスで独占配信中のマーベルのドラマシリーズ『デアデビル:ボーン・アゲイン』シーズン2について、マット・マードック/デアデビル役のチャーリー・コックスが語った。
本作は、昼は法で弱者を守る弁護士、夜は裁けない悪を叩きのめすヒーローという2つの顔を持つデアデビルことマット・マードック(チャーリー・コックス)の姿を描いたドラマシリーズ。
本作の主人公であり、ニューヨークの街に蔓延る腐敗と対峙しながら、正義と暴力の狭間で揺れ動く複雑なヒーロー、デアデビルを10年以上にわたり体現してきたのが、コックスだ。長年演じ続けてきたデアデビルについて、コックスはキャラクターと俳優の曖昧な境界線が変わらないようにしていると演じる上での自身の思いを語り、デアデビルを演じて生まれた“変化”と、それに伴う同じキャラクターを演じ続ける“難しさ”を明かした。
コックスがデアデビルを初めて演じたのは、2015年に配信されたドラマシリーズ『デアデビル』であり、コックスは演じ始めた当初について「マット・マードックが自分とどれほど違うかをハッキリと感じました」と語る。盲目でありながら鋭敏な感覚を武器に戦うヒーローという特徴に加え、近接格闘を中心としたアクションなど求められる要素が多く、一つひとつを積み重ねていく必要があったという。その一方で、デアデビルは単なるヒーローとしてではなく“ひとりの人間”として描かれており、昼は弁護士として法に従いながらも、夜は法では裁けない悪を暴力で裁くという矛盾を抱え、自身の怒りとの葛藤を背負い続けている。ヒーローとしての使命だけでは語れない複雑な内面が作品全体に緊張感と深みをもたらしており、コックスはこうした人物像を成立させるうえで、「どれほど大きなキャラクターであっても、現実に根付いた存在であることを意識しています」と語っている。
そして『デアデビル:ボーン・アゲイン』シーズン2に突入したいま、その向き合い方には大きな変化が生まれている。コックスは「長い間身に着けてきたからこそ、今は鎧を付けているという感覚がありません。靴を履いてセットに足を踏み入れると、筋肉の記憶が働いて自然に馴染むことができます」と語り、デアデビルとしての立ち振る舞いが無意識のうちに引き出される状態にあると明かしている。一方で、その“自然さ”が新たな問題も生んでおり、コックスは「今の課題は、やり過ぎないようにすること、キャラクターを演じているという感覚を出すことです」と語り、長年演じてきたことで生まれる慣れが、キャラクターのリアリティを損なう可能性があるとしている。
怒りや衝動といった感情表現や、暴力に踏み込む瞬間など、デアデビルというキャラクターの根幹に関わる部分においては、常に繊細なバランスが求められている。コックスは「キャラクターと俳優の間の曖昧な境界線が変わらないことを信じています」と、そのキャラクターと俳優の絶妙な距離感を保ち続けることが、長期にわたって役を演じるうえで重要であると明かした。
デアデビルはその唯一無二のヒーロー像で長年にわたり人気を集め続けており、コックスは「まだこの役を演じていて、みんながまだ好きでいてくれて、しかもこんなに注目されているなんて……信じられないよ。これだけ時間が経っても全国に看板広告が掲げられる作品がどれくらいあるだろう?」と語り、シーズンを重ねてもなお広く注目を集め続けるデアデビルに驚きを見せている。
■配信情報
『デアデビル:ボーン・アゲイン』シーズン2
ディズニープラスにて独占配信中
出演:チャーリー・コックス、ヴィンセント・ドノフリオ
製作総指揮:ケヴィン・ファイギ
©︎2026 Marvel