『ばけばけ』ヘブンの最期は“絶対泣かない”はずだった NHKでは異例の“30秒無音”の裏側
あらためて橋爪は、バストウの芝居を「本当によかったですね」と絶賛。「もちろん日本語が喋れるということもありますが、やっぱり役者としてのレベルがとても高いんですよね。髙石さんと一緒で、準備をしっかりとされる方なので、キャラクターがブレないし、そのキャラクターなりの反応をするし、どんなセリフもその人物の言葉にできる。2人の“役になりきれる力”がすごく強かったと思います」と高く評価する。
さらに、「彼の持っている人柄もとても大きかったと思います。オーディションの時からそれを感じて彼にお願いしましたが、どんな人も嫌いにならない、本当にいい人なんです。何が彼をそうさせているのかわかりませんが、どんなに悪いセリフを言わせても、『根はいいヤツなんだな』と思わせることができる。それはプライベートでもそうなんですよね。そんなトミーさんの人柄が、役ににじみ出ていたと思います」と続ける。
「このレフカダ・ヘブンという役は、実は癇癪(かんしゃく)持ちだし、無理難題も言うし、結構イヤな人にも見えるんですよね。金持ちの外国人が日本にやって来て、自分のやりたいことを好き放題やっていると捉えることもできる。イヤな人に見える瞬間も絶対にある役だったと思いますが、その瞬間がなぜかかわいらしく見えるというか。トミーさんの人間性が役に出る。それが彼のすごさだなと思いました」
長い撮影期間を共に過ごした橋爪は、バストウの今後にもエールを送る。「今はもうバンクーバーに戻ってしまいましたが、ここからさらに世界に羽ばたく役者になっていく。その活躍に心から期待しています」と力を込めた。
物語はいよいよ大詰め。へブンを失ったトキがどう生きるのか。その行く末を、最後まで見守りたい。
■放送情報
2025年度後期 NHK連続テレビ小説『ばけばけ』
NHK総合にて、毎週月曜から金曜8:00~8:15放送/毎週月曜~金曜12:45~13:00再放送
BSプレミアムにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜8:15~9:30再放送
BS4Kにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜10:15~11:30再放送
出演:髙石あかり、トミー・バストウ、吉沢亮、岡部たかし、池脇千鶴、小日向文世、寛一郎、円井わん、さとうほなみ、佐野史郎、北川景子、シャーロット・ケイト・フォックス
作:ふじきみつ彦
音楽:牛尾憲輔
主題歌:ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
制作統括:橋爪國臣
プロデューサー:田島彰洋、鈴木航、田中陽児、川野秀昭
演出:村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史
写真提供=NHK