岸井ゆきの×松山ケンイチ『お別れホスピタル2』4月4日・11日放送 伊東四朗ら新キャストも
岸井ゆきのと松山ケンイチが共演するNHK土曜ドラマ『お別れホスピタル2』の放送日が4月4日、11日に決定。あわせて新キャストが発表された。
本作は、みさき総合病院の療養病棟を舞台に、看護師・辺見歩(岸井ゆきの)と医師・広野誠二(松山ケンイチ)らが、患者やその家族とともに“その人らしく最後まで生き切る”ためのドラマを繰り広げるヒューマンドラマの第2弾。
今回発表された新たな出演者は、伊東四朗、渡辺えり、YOU、広岡由里子、阿川佐和子、柄本明の6名。
伊東は、いつも家族や支援者に囲まれ穏やかな人柄だが、辺見にある頼みごとをする100歳の患者・安斎正助を演じる。渡辺は、かつて安斎と知り合いだった訳ありのスナックのママ・林美枝役、YOUは、「死にたい」と訴え、辺見をよく「アッキー」と呼び間違える末期のすい臓がん患者・桜田美々役、さらに、その桜田と二人三脚でベストセラーを生み出していた元編集者・秋山しのぶ役を広岡が務める。また、阿川は終末期の緩和ケアを希望して転院してきた間質性肺炎の患者・角川千代子を、柄本は千代子が重篤であることを認められず「いつ退院するの?」と尋ねてしまう夫・三郎を演じる。
なお、NHK BSP4Kでは、3月22日・29日(各日18時45分〜)に先行放送される。
コメント
伊東四朗(安斎正助役)
現在八十八歳の私に入院患者で演説好きの役が飛び込んできた。
無論引き受けましたよ、だって面白そうだもの。若先生とのやりとり、隣のベッドの患者との確執、等々。是非見て下さーい!
渡辺えり(林美枝役)
本読みの時に号泣してしまいました。共演者たちに演劇仲間が多く出演していて、根岸さんから「柄本さん演じるの辛いだろうね」と本読みの前に声を掛けられていたこともあり、本読みの声を聴いたら涙が止まりませんでした。柄本さんの亡くなった奥様の角替和枝さんのことを思い出したからです。
逃れられない「死」と「別れ」納得できない心情とその中から絞り出していく希望の道。すべての登場人物がいとおしくなる作品です。
私の役も切ない役です。伊東四朗さんとは「おしん」の時の共演からもう42年も経ってしまい、これまでも色々な番組で共演させていただいていますが、変わらぬジョーク。生き生きとした役作り。昔から尊敬しています。
そんな伊東さんとかつて縁のあった美枝を演じさせていただきました。
私が演劇をやるためにアルバイトをしたのがおでん屋さんでした。そのママさんが昨年の12月15日に突然亡くなってしまいました。83歳でした。そのママをモデルに演じさせていただきました。
主演の岸井ゆきのさんと松山ケンイチさんが自然体で人柄の良い、そして面白い役者さんでとても楽しかったです。もし突然戦争が起きて役者ができなくなったらどうするか? 質問したら「田舎に帰って農業に徹する」と答えた松山さん。「お寿司屋さんでのアルバイトにもどる」と答えたのが岸井さん。「戦争になったらそれもできなくなるとおもうけど」と私。「そうですかねえ」とすごくまじめな顔で答えてくれた松山さん。二人のことが大好きになりました。二人とも迷いながら心をいつも揺らしているのがとてもすてきですね。
二年前のこの作品も泣きながら拝見しました。二作目に出演できて光栄です。一人一人が懸命に生きていて、ひとつひとつの命が大切に光っていること。誰にでも訪れる老後の問題を視聴者とともに一緒に考えていくドラマですね。
YOU(桜田美々役)
素晴らしい演者さんたちに囲まれて、緊張いたしましたが、演じながら、その時を迎える気持ち、看護師さんたちの心の奮闘など、深く考えさせられました。自分にとって、全く他人事ではないこの物語は、とても大切なものになりました。感謝いたします。
広岡由里子(秋山しのぶ役)
まず台本を読み1つのエピソードごとの年月の流れがすっと伝わり面白いと思いました。監督がシーンごとに区切らず、なるべくワンカットで撮ります。と言いギョッとしましたが1カットで撮ったからこそ時の流れ、年月が台詞を言いながら流れて行くのを感じました。あー、このために監督はいくつかのシーンをまとめ1カットにしたのかなと感じました。
出会い、共に過ごし、裏切られ、他の場所で生きた秋山。どのように出来上がっているのか私自身オンエアが楽しみです。
阿川佐和子(角川千代子役)
たった二日間の撮影ではありましたが、重症の間質性肺炎を患う角川千代子さんになりました。
知り合いにも間質性肺炎と戦っている方がいらして、間近でその苦しみを拝見したことはありませんが、演じてみて、普段、当たり前のように繰り返している呼吸が、こんなに貴重なものだったかとその働きの偉大さを知り、撮影が終わったあと、深呼吸のできることに心から感謝の気持がわきました。
夫の角川三郎さんが、柄本明さんに決まったと伺ったときは、緊張のあまり泣きそうになりましたが、演技とはいえ、サブちゃんが、こんなに私(千代子)を必要としてくれているとわかり、加えてしっかりとした、でも心優しい娘役の松岡依都美さんに目の前で泣かれたとき、千代子は幸せ者だなあと、浅い呼吸で感動しました。
主演の岸井ゆきのさんは本当の看護師さんのようにテキパキと的確に心を込めてケアしてくださり、難しい医学用語も医療対応もさらりと熟知され、すごかった! 松山ケンイチさんには、「アガワさん、本当に息が止まっちゃうんじゃないかと思った」と、感心されたのか不気味に思われたかわかりませんが、ボロボロの千代子に声をかけてくださって、嬉しかったです。
柄本明(角川三郎役)
脚本を担当している安達さんの作品は「海の見える理髪店」以来です。
今回の「お別れホスピタル2」も素晴らしい脚本でした。
一生懸命やらせていただきました。
■放送情報
土曜ドラマ『お別れホスピタル2』
NHK総合にて放送
前編:4月4日(土)22:00~22:45
後編:4月11日(土)22:00~22:45
NHK BSP4Kにて放送
前編:3月22日(日)18:45~19:30
後編:3月29日(日)18:45~19:30
※NHK ONE(新NHKプラス)で同時・見逃し配信予定
出演:岸井ゆきの、松山ケンイチ、内田慈、仙道敦子、国広富之、円井わん、長村航希、山本裕子、きたろう、根岸季衣、田村泰二郎、麻生祐未、小野花梨、丈太郎、伊東四朗、渡辺えり、YOU、広岡由里子、阿川佐和子、柄本明
原作:沖田×華
脚本:安達奈緒子
音楽:清水靖晃
演出:柴田岳志
制作統括:小松昌代(NHKエンタープライズ)、谷口卓敬(NHK)
写真提供=NHK