夏目透羽、『ばけばけ』女中役が転機に? 視聴者が応援したくなる”おクマちゃん”の魅力

 2025年はドラマだけでなく、映画やCMなどに活動の幅を広げつつ、大きな話題を集めたドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(2025年/TBS系)には、勝男(竹内涼真)の会社の後輩である白崎(前原瑞樹)の恋人・青子役として第5話に出演。空港にいる勝男の兄・鷹広(塚本高史)に好物の“とり天”を届けにいく車中では、竹内涼真や前原瑞樹らを前にして、青子の後悔とこれから在りたい姿を打ち明けるなど、短い時間ながら余韻のある芝居を披露する。その後はラブコメディの常識を覆す映画『ロマンティックキラー』(2025年)や、第78回カンヌ国際映画祭にも出品された深田晃司監督の最新作『恋愛裁判』など、多様な作品に出演を果たし、徐々にブレイクの兆しを見せている。

 夏目が『ばけばけ』で演じるクマは、ヘブンの意向で毎朝、全員分のパンを焼くなど、松野家の生活を影ながら支えようと奮闘する役柄。何でも仕事を引き受けるがんばり屋さんながら、ときに空回りして失敗してしまうこともあるようなので、視聴者がついつい応援したくなるような自然体な表情も観られるのではないだろうか。

 松野家の日常に新たに加わる夏目の抜擢に重なるのが、花田旅館の女中として働くウメを演じた野内まる。彼女もまた、2025年は日曜劇場『御上先生』(2025年/TBS系)への出演を皮切りに、たびたび映画やドラマに出演。『ばけばけ』では、ヘブンの女中を務めることになったトキに対して、彼の食の好みや気をつけるべき行動を助言しながら、2人の生活を影ながら支えていた。さらに、現在放送中の『冬のなんかさ、春のなんかね』(日本テレビ系)では、主人公・文菜(杉咲花)の大学時代からの友人であるロマンティック・アセクシュアルのエンちゃんを演じるなど、適度な距離感で主人公たちと接する登場人物を自然な佇まいで演じている。

 夏目も『ばけばけ』の女中役を通して、役者としての飛躍を遂げるポテンシャルは充分。これから落ち着かない生活が続くであろう松野家を切り盛りするウメの奮闘も、熊本編の注目ポイントとなりそうだ。

■放送情報
2025年度後期 NHK連続テレビ小説『ばけばけ』
NHK総合にて、毎週月曜から金曜8:00~8:15放送/毎週月曜~金曜12:45~13:00再放送
NHK BSプレミアムにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜8:15~9:30再放送
NHK BS4Kにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜10:15~11:30再放送
出演:髙石あかり、トミー・バストウ、吉沢亮、岡部たかし、池脇千鶴、小日向文世、寛一郎、円井わん、さとうほなみ、佐野史郎、北川景子、シャーロット・ケイト・フォックス
作:ふじきみつ彦
音楽:牛尾憲輔
主題歌:ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
制作統括:橋爪國臣
プロデューサー:田島彰洋、鈴木航、田中陽児、川野秀昭
演出:村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史
写真提供=NHK

関連記事