『夫に間違いありません』宮沢氷魚がつかんだ決定的な事実 聖子の運命を左右する夫の行方

 2月9日放送の『夫に間違いありません』(カンテレ・フジテレビ系)第6話では、きょうだいの絆が試された。天童(宮沢氷魚)の前で、光聖(中村海人)はキャバ嬢殺人事件の犯人が一樹(安田顕)であると明かす。驚きながらも天童は次々と質問を発し、光聖の口から、一樹と瑠美子(白宮みずほ)が結託して聖子(松下奈緒)から金をゆすったことを聞き出す。

 栄大(山﨑真斗)が一樹の借りていたアパートを訪ねると、そこには天童がいた。天童は光聖との会話を聞かせ、一樹の居場所を聞こうとする。聖子が教えられたとおりサイトを開くと、天童が書いた九条ゆり(余貴美子)の汚職の記事が掲載されていた。

 じわじわと真綿で首を絞めるように、真実が足元に迫ってくる。ついた嘘を隠しきれないことが次第にわかってきて、緊張と混乱で息ができなくなる。それでも時計は時を刻む。全てが明らかになる瞬間に向かって。

 これまでの嘘にほころびが生じたのが第6話だった。光聖は本当のことをしゃべったが、天童は光聖の意図に反して、九条の金銭スキャンダルを報じた。天童は、はじめからそうするつもりだったのだろう。真実を隠ぺいしようとした光聖は、天童の意図を見抜けなかった。

 光聖が逮捕されたことを知った聖子。裏切られたショックと同時に、自分たちに累が及ぶことに考えが及ぶのは、過ちを犯した人間の思考である。妻と子のために姉を裏切った光聖。まゆ(松井玲奈)は、光聖が九条の不正に加担していることを知っていた。天童にタレコミした情報提供者はまゆだった。

 追い詰められた聖子は、光聖の悪口を言う紗春(桜井ユキ)に感情をぶつけてしまう。夫の幸雄(今里真)が失踪した2年前のクリスマス、紗春はどこにいたのか? 前後の記憶が定かではない紗春は何かを隠しているように思えたが、ただの思い過ごしだったのだろうか。

 紗春が前面に出てきた第6話で、天童は重大な事実に気づく。一樹と幸雄は右手の同じ場所に同じようなほくろがある。この事実が意味することは、死体を取り違えた可能性だ。死んだはずの一樹が生きていることは、そのことを裏づける。

 きょうだいの対面で、聖子は光聖に自分との約束を守ったことを褒める。「間違ってない」というその一言こそ、光聖がほしかった言葉だったに違いない。家族それぞれが、罪の意識あるいは嘘の重みに耐えている状況。栄大が、一樹が生きている可能性に思い当たった頃、聖子は、一樹の存在を隠し通すことを誓う。

 一樹を探しているのは天童である。一樹は瑠美子を殺害した犯人であり、失踪した幸雄に代わって死んだことにされている。そのことが明らかになれば、聖子は今度こそ破滅だ。ここに紗春がからんでくる。紗春は、幸雄の行方を追っている。本当は、幸雄は、遺体が見つかって死亡が確認されているが、一樹が生きていることは、遺体が幸雄のものである可能性を示唆する。

 誰が最初に一樹と接触するかによって、ドラマの結末も左右されうる。そういうタイミングで、天童が紗春に手を組むことを持ちかけた。紗春が真実を知ることによって、単なる遺体の取り違えから、遺族の生の声を引き出せるからだろうか。いずれにしても、聖子にとって、一樹をなんとかしなければもう後がない。両手からこぼれていく真実を、聖子はとどめることができるだろうか。

夫に間違いありません

川で発見された遺体を、「行方不明になっている男性に間違いない」という親族の証言を受けて引き渡したが、後日その男性が帰宅したことで、“遺体の取り違え”が発覚したという衝撃的な事件に着想を得たサスペンスドラマ。

■放送情報
『夫に間違いありません』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週月曜22:00~放送
出演:松下奈緒、桜井ユキ、宮沢氷魚、中村海人、松井玲奈、山﨑真斗、吉本実由、白宮みずほ、大朏岳優、二井景彪、磯村アメリ、前川泰之、朝加真由美、余貴美子、安田顕ほか
脚本:おかざきさとこ
演出:国本雅広、安里麻里、保坂昭一
プロデューサー:近藤匡、柴原祐一
音楽:桶狭間ありさ
主題歌:tuki.「コトノハ」(月面着陸計画)
制作協力:ダブ
制作著作:カンテレ
©︎カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/ottonimachigaiarimasen/
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