『緊急取調室』クランクアップ 天海祐希「キントリチームが頑張る姿を見届けて」

 12月18日に最終回を迎える天海祐希主演のテレビ朝日系木曜ドラマ『緊急取調室』第5シーズンがクランクアップを迎えた。

 天海演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班」(通称・キントリ)のメンバーとともに、 数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる『緊急取調室』。井上由美子が手がける完全オリジナル脚本をベースに、「取調室」という名の“密室の戦場”で行われる“銃も武器も持たない生身の人間同士の死闘”を描いた本作は、2014年1月期に放送されるや大きな話題に。これまで連続ドラマ4作品(2014年1月期、2017年4月期、2019年4月期、2021年7月期)に加え、ドラマスペシャル2作品(2015年9月、2022年1月)を世に送り出し、人気シリーズとして不動の地位を確立してきた。

 そんな『緊急取調室』が12年の時を経てついに完結へ。 連続ドラマ第5シーズンでは、有希子ら鉄壁の取調べチーム=“キントリ”が久々にして待望の再結成。12月26日公開のシリーズ完結編『劇場版「緊急取調室 THE FINAL」』とも連動するエピソードも交えながら、“シリーズ史上最強の被疑者たち”に立ち向かっていく。

 12月11日放送の第8話からは玉山鉄二と大橋和也をゲストに迎え、2話完結の最終章がスタート。キントリは連ドラ最後の事件となる警察学校内における拳銃発砲事件に挑んでいる。警察学校の射撃訓練中に突然、同期生に向けて発砲するも、いまだ理由を語らない学生・宮本健太郎(大橋和也)。彼の真の標的は、教官の滝川隆博(玉山鉄二)だったのではという新たな仮説のもと、12月18日に放送される最終回では、かつての仲間だった捜査一課の刑事・生駒亜美(比嘉愛未)と酒井寅三(野間口徹)、山上善春(工藤阿須加)の協力も得ながら、事件の全容を解明すべく、ついに滝川への取調べに踏み切る。

 その取調べは、まさに自らの矜持と信念をかけた、絶対に負けられない戦いへと発展。 仮説を包み隠さずぶつける有希子(天海祐希)に対し、滝川は教官としての信念を高らかに語り、「学生に不満を持たれるような覚えはまったくない」と断言する。一方、有希子も揺るぎない信念のもと、真正面から堂々と、滝川を追及し続ける。

 これまで『BOSS』シリーズ(フジテレビ系)など数多くの作品でタッグを組んだ天海と玉山。厚い信頼を寄せ合う2人だからこそ成し得た“芝居合戦”とそこから紡ぎ出される驚愕の真相とは。

 最終回の放送を前に、現場はクランクアップ。長年にわたって『緊急取調室』を支えてきた主演の天海をはじめ、梶山勝利役の田中哲司、渡辺鉄次役の速水もこみち、監物大二郎役の鈴木浩介、玉垣松夫役の塚地武雅、菱本進役のでんでん、小石川春夫役の小日向文世が、感無量の面持ちで撮影最終日を迎えた。

 天海とともにキントリメンバーを演じてきた面々は、シリーズ最後の撮影を終えた瞬間、さまざまな思い出が脳裏をよぎり、熱い思いがこみ上げてきたよう。田中は「12年間、本当にご迷惑ばかりおかけしましたが、天海さんをはじめ、皆さんのおかげで走り続けることができました」と語り、この日、誕生日だった塚地は「今日は僕の誕生日。クランクアップと重なった、この日は一生忘れられない」と話した。さらに、でんでんも「12年間、『感謝』の二文字しかありません」、小日向も「この現場が大好きなので、お別れするのが正直寂しい」と、それぞれの思いを明かした。

 さらに、もつなべコンビを演じた鈴木はあふれる思いを抑えきれず、「勉強させてもらって、うれしかったです」と男泣き。 第1シーズンから鈴木とバディを組んできた速水も涙を流し、「ものすごく寂しい気持ちもありますが、12年間とっても楽しかったです」と語ると、田中が「俺も危ない(笑)」と漏らし、ぐっと涙をこらえる一幕もみられた。

 そんな心優しき仲間たちの先頭に立ち、12年にわたって手強き被疑者たちと対峙してきた天海は「皆さんの力をお借りしなければ、私は今ここに立てていません。心から感謝を込めて…ありがとうございました!」としみじみとした表情で挨拶。また、応援し続けてくれた視聴者に対しても「皆様にも感謝の気持ちでいっぱいです。ぜひ劇場版も含めて最後まで…私たちキントリチームが頑張る姿を見届けていただけると、うれしいです」とメッセージを寄せた。

コメント

天海祐希 (真壁有希子役)

皆さんの力をお借りしなければ、私は今ここに立てていません。たくさんのスタッフの方、共演者の皆さんにはたくさんご迷惑をおかけしましたが、皆さんがいろんな場所で戦ってくださったからこそ、新しい試みとして始まった『緊急取調室』が12年も続き、刑事ドラマのひとつのジャンルとして定着することができたんじゃないかなと思います。私がここまでやってこられたのは、皆さんのおかげです。心から感謝を込めて…ありがとうございました! 次はまた違うかたちでお目にかかれれば…と思います。
そして、ずっと応援し続けてくださった視聴者の皆様にも、感謝の気持ちでいっぱいです。連ドラはもちろん、ぜひ劇場版も含めて最後まで…私たちキントリチームが頑張る姿を見届けていただけると、うれしいです。私たちにとって、完結編となる劇場版はご褒美のような作品。と同時に、皆様への感謝の気持ちを込めた作品でもあります。大きなスクリーンで、ぜひキントリを見届けてください。

田中哲司 (梶山勝利役)

12年間、ありがとうございました。本当にご迷惑ばかりおかけしましたが…天海さんはじめ、皆さんのおかげで、走り続けることができました。

速水もこみち (渡辺鉄次役)

ものすごく寂しい気持ちもありますが、12年間とっても楽しかったです。これまでは鈴木(浩介)さんと2人で撮影最終日を迎えることがほとんどでしたが、今日はキントリメンバーの皆さんと一緒に終えることができて、うれしく思います。12年間、ありがとうございました!

鈴木浩介 (監物大二郎役)

12年間、本当にお世話になりました。本当に勉強になりました。(あふれる涙を抑えきれず、声を震わせながら…)勉強させてもらって、うれしかったです。すみません! ありがとうございました!

塚地武雅 (玉垣松夫役)

本番中はカッコいいけれど、普段はおしゃべりな(笑) 諸先輩方の、メリハリの利いた姿勢を見習うべきだなと思いながら、毎回撮影現場に来ていました。今日は僕の誕生日。クランクアップと重なった、この日は一生忘れられないと思います。

でんでん (菱本進役)

『緊急取調室』が始まったのが60代で、終わったのが70代。今度皆さんとお会いする時は、80代かもしれません(笑) 60代の時は近眼だったのですが、今は老眼になり、老眼鏡の宣伝までするようになりました。また不思議なことに、始まった時はハゲでしたが、今はふさふさです。12年間、「感謝」の二文字しかありません! ありがとうございました。

小日向文世 (小石川春夫役)

12年間、本当にありがとうございました。僕はこの現場が大好きなので、お別れするのが正直寂しいです。またどこかで、時代モノでも何でもいいから、同じメンバーでやりたいです。ちょっと長生きして、皆さんと再会できるのを楽しみにしています。僕も50代後半から『緊急取調室』に参加して、今は70代ですから(笑) 体調管理に気を付けて、再会できるのを楽しみにしています。

木曜ドラマ『緊急取調室』

井上由美子が手掛ける医療ドラマ。取調官・真壁有希子が、専門チーム「緊急事案対応取調班」のメンバーとともに、 数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる。

■放送情報
木曜ドラマ『緊急取調室』
テレビ朝日系にて、毎週木曜21:00~21:54放送
出演:天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世
脚本:井上由美子
演出:常廣丈太(テレビ朝日)
ゼネラルプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー:都築歩(テレビ朝日)、残間理央(テレビ朝日)、髙木 萌実(テレビ朝日)、松野千鶴子(アズバーズ)
音楽:林ゆうき
制作協力:アズバーズ
制作著作:テレビ朝日
©テレビ朝日
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/kintori/
大感謝プロジェクト特設サイト:https://kintori-movie.jp/thanksproject/
公式X(旧Twitter):https://x.com/kintori_tvasahi
公式Instagram:https://www.instagram.com/exkintori/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@kintori4

■公開情報
劇場版『緊急取調室 THE FINAL』
12月26日(金)全国公開
出演:天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世、佐々木蔵之介、石丸幹二
脚本:井上由美子
監督:常廣丈太
音楽:林ゆうき
配給:東宝
©2025 劇場版「緊急取調室 THE FINAL」製作委員会
公式サイト:https://kintori-movie.jp/

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