大泉洋が語る『ちょっとだけエスパー』文太への愛着 “人を楽しませたい”が自身の原動力に

 第1話から回を重ねるごとに予想もつかない展開を見せ続けている野木亜紀子脚本のSFラブロマンス『ちょっとだけエスパー』(テレビ朝日系)。12月16日にいよいよ迎える最終回を前に、文太役で主演を務める大泉洋にインタビュー。座長として現場を牽引してきた現在の心境や“人を楽しませたい”という自身の原動力について語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「文太さんには幸せになってほしい」

ーーいよいよ最終回を迎えますが、ラストに向けての展開について、大泉さんはどのような感想を抱きましたか?

大泉洋(以下、大泉):ある意味で切なさが残るラストだな、と感じました。兆役の岡田(将生)くんは「このドラマは、どこまでも続けられるじゃないですか」と言っていて、それもすごくわかるなと。一つの区切りはつくけれども、ある種、終わっていないとも言える。まだまだ物語の続きや、キャラクターたちのその後が知りたくなるような終わり方にも、なっていると思います。

ーー脚本の野木さんはインタビューした際に、「このラストで続きが作れるのか、この先ってなんだろう」とおっしゃっていました。

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大泉:たしかに美しい終わり方ではあるんですよね。でも野木さんだったら、いくらでも書こうと思えば書けると思いますよ(笑)。

ーー序盤はコミカルなシーンも多かったですが、後半戦からどんどんシリアスな展開になっていくのが印象的でした。

大泉:現場でよく言っていたのは、「わちゃわちゃ楽しいね」とできるのは第5話、第6話までだったな、と。第7話以降、コミカルなシーンはほとんどなくなっちゃうから、「あの頃が懐かしいね」なんて監督と笑いながら撮っていました。

ーー最初は情けなく見えていた文太も、どんどんカッコよくなっていってますよね。

大泉:そうですね。終盤にかけて文太さん、だいぶカッコよくなってきています。“男らしい決断”を迫られていくので。

ーー文太の役作りについて、野木さんからは「“普段の大泉洋”のままでいい」というお話があったそうですが、ご自身を役に反映させるのは演じやすいですか?

大泉:演じやすいですね。普通はなるべく自分を出さないようにしなきゃいけないわけですから。コミカルなシーンとかは、どうしても素の自分が出てしまいますね。

ーーシーンによってはご自身の反射的な反応がそのまま使われていたり?

大泉:第8話で、四季(宮﨑あおい)と鎌倉でしらす丼を食べるシーンがありましたが、しらす丼があまりにも美味しかったもので、反射的にリアクションが出ちゃって。「ヤバい!」と思って抑えた記憶があるんですが、監督が「オッケー」って言っちゃったもんだから、そのまま使われました。「あ、これは文太じゃなくて大泉洋だ」と思いながら(笑)。

ーー当て書きなのでもちろんそうだとは思うのですが、文太は大泉さんにしか演じられないキャラクターだと思いました。大泉さんの新たな代表作になりそうです。

大泉:クランクアップしたときに間違いなく「寂しいな」と思うでしょうね。文太とお別れするのが自分でも寂しくなるくらい、僕自身も愛着が湧いています。文太の喜怒哀楽、様々な感情を全て演じさせてもらったなという気がしますね。文太さんには幸せになってほしいです。

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