蒼井優主演映画『百万円と苦虫女』リバイバル上映決定 タナダユキ監督「貴重な経験でした」
2008年に公開された蒼井優主演映画『百万円と苦虫女』が、2026年1月16日より渋谷ホワイトシネクイントにてリバイバル上映されることが決定した。
本作は、“人”とうまく付き合うことができない21歳の鈴子が、様々な町へ引っ越して、出会う人々との心の交流を描いた青春ロードムービー。『ふがいない僕は空を見た』『マイ・ブロークン・マリコ』などのタナダユキが監督と脚本を務めた。
主演の鈴子役を蒼井が演じたほか、ある地方都市の大学生・中島亮平役で森山未來、山あいの村の桃農家の長男・藤井春夫役でピエール瀧らが出演している。
短大を卒業後、就職もできずフリーター生活を送る鈴子(蒼井優)。ひょんな事件から家族の元を離れ、100万円を貯めるごとに引越しを繰り返す生活を始める。様々な人との出会いを通じ、鈴子は少しずつ人の心の温かさに触れて成長していく。
リバイバル上映にあたり、初のデジタルシネマパッケージ化作業を実施し、初DCP素材でのスクリーン投影が実現した。
タナダユキ監督 コメント
公開されたのが今から18年前。当時生まれたお子さんはもう選挙権があるお年頃! この作品に限らずですが、映画はその瞬間を刻み、そして残るものなのだと思います。18年前の、あの夏の日の俳優陣のひとつひとつの表情を、ぜひご覧いただきたいです。私にとっては最初で最後の35ミリフィルムでの撮影、編集。編集もフィルムでやれたのは本当に貴重な経験でした。とにかく毎日必死に撮影していましたが、もし少しでもあの頃の空気をこの映画が残せていたとしたら、それはこの作品を支えてくれたスタッフ・キャストのおかげだなとしみじみ思う今日この頃。そしてそういう本音はコメントとしてはいい感じすぎてあまり面白くないけれど事実そう思うから仕方ないよなと思う今日この頃です。
■公開情報
『百万円と苦虫女』
2026年1月16日(金)渋谷ホワイトシネクイントにてリバイバル上映
出演:蒼井優、森山未來、ピエール瀧ほか
監督・脚本:タナダユキ
配給:日活
2008年/121分/日本
©2008「百万円と苦虫女」製作委員会
公式サイト:https://www.cinequinto.com/white/