『ちょっとだけエスパー』岡田将生が撮了 宮﨑あおいとのシーンは「ご褒美のような時間」

 テレビ朝日系で毎週火曜21時より放送中の大泉洋主演ドラマ『ちょっとだけエスパー』に出演している岡田将生がクランクアップを迎えた。

 『アンナチュラル』(2018年/TBS系)、『MIU404』(2020年/TBS系)、『海に眠るダイヤモンド』(2024年/TBS系)などの野木亜紀子が脚本を手がける本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマンが“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う、完全オリジナルのSFラブロマンス。テレビ朝日の連続ドラマ初主演となる大泉が、会社をクビになり、家族も、貯金も、何もかもを失った“どん底サラリーマン”の主人公・文太を演じるほか、宮﨑あおい、ディーン・フジオカ、宇野祥平、北村匠海、高畑淳子らが出演している。

 第7話では、「ノナマーレ」の社長で文太(大泉洋)たちエスパーを作り出した張本人・兆(岡田将生)が、文人(フミト)という名の四季(宮﨑あおい)の本当の夫“ぶんちゃん”であり、2055年に存在する人物であることが判明。しかも、文太たちが日頃顔を突き合わせている兆は、30年後の未来から投影されている立体映像で実体がないため、触れることもできない。この衝撃の事実を知った文太は、現在を生きる文人に接触。しかし、文人は兆の存在やミッションのことはもちろん、四季のことすら知らなかった。

 四季の本当の夫である文人が何も知らない理由は一体何なのか。そこで明かされたのが四季の記憶の秘密。以前、兆はある理由から“この先、2026年に出会う”四季に“未来の記憶”をインストールしようとするが、不完全に終わってしまう。そのため、文太と文人の記憶が混在するという現象が起こり、四季は混乱状態に陥っていた。

 兆はこの混乱から四季を救おうと“未来の記憶”の再インストールを提案。しかし、再インストールが成功すると、文太や桜介(ディーン・フジオカ)、円寂(高畑淳子)、半蔵(宇野祥平)、佐助たちと過ごした半年間の記憶が消えて、すべて元通りになる。兆からそう説明された四季が選んだのは文太。そして仲間たちと過ごした半年間の記憶だった……。

 そんな、この物語の“始まり”であり、裏の主人公ともいえる存在になった兆と、現代を生きる文人という謎多き2役に挑んだ岡田がクランクアップ。岡田はインタビューで「中盤あたりから1話から見返したくなるような仕掛けがいろいろありますので、ぜひ兆にも注目してほしい」と語っていたが、兆が文太たちに課すミッションや、本当の目的、そしてその存在自体など、謎が謎を呼ぶ展開が続き、まさにその言葉通りとなっている。

 謎多きキーマンを演じ抜いた岡田は「自分だけではこの役はできなかった。スタッフの皆さんが作ってくださった役なんじゃないかと思いました」とニッコリ。また「四季と文人の幸せな過去のシーンも撮ることができて、ご褒美のような時間でした」と、万感の思いで最後の撮影を終えた。

 12月9日放送の第8話では、兆が“世界を変える理由”が明らかになる。そして、文太と文人、2人の“ぶんちゃん”が選ぶ愛の結末とは。

(左から)宮﨑あおい、岡田将生

ちょっとだけエスパー

野木亜紀子が脚本を手掛けるSFラブロマンス。会社をクビになり、人生詰んだサラリーマンが“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う。

■放送情報
『ちょっとだけエスパー』
テレビ朝日系にて、毎週火曜21:00~21:54放送
出演:大泉洋、宮﨑あおい、ディーン・フジオカ、宇野祥平、北村匠海、高畑淳子、岡田将生
脚本:野木亜紀子
監督:村尾嘉昭、山内大典
エグゼクティブプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー:貴島彩理(テレビ朝日)、山形亮介(テレビ朝日)、和田昂士(角川大映スタジオ)
音楽:髙見優、信澤宣明
制作協力:角川大映スタジオ
制作著作:テレビ朝日
©︎テレビ朝日
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