山本耕史、東京コミコン開幕で「セレブの凄さに圧倒された」 フランクな人柄に感動

 12月5日から12月7日までの3日間、千葉県・幕張メッセにて開催される「東京コミックコンベンション2025」(以下、「東京コミコン2025」)。12月5日に行われたオープニングセレモニー終了後、「東京コミコン2025」のアンバサダーを務める山本耕史が囲み取材に応じた。

 オープニングセレモニーの直後、興奮冷めやらぬ様子で登場した山本は「いや、ちょっとやっぱりセレブの凄さに圧倒されましたよね」と率直な感想を漏らす。「もちろん、お一人おひとりとご挨拶できる時間もなく、聞いたところ昨日着いたばかりの方もたくさんいて、『今すごいまだ疲れてるよ』みたいな方もいらっしゃったんですけども、でも、みなさん本当にフランクで。なんかとっても緊張感もあってワクワクしているけど、それと同時に、すごくリラックスした姿を見せてくれるから、自然に『アンバサダーなんて大役ちゃんと務まるかな』と思ってたところから、『楽しんでいいんだな』というふうに、逆にセレブのみなさんと会場のみなさんに感じさせてもらったというのが今の心境です」と、大役へのプレッシャーを感じつつも、セレブたちのオープンな姿勢に触れ、自身も純粋に楽しむ心境へとシフトしたことを明かした。

 過去最多の来日ゲスト数も話題となっている今回の東京コミコン。個人的に楽しみにしていたセレブについて尋ねられると、「みなさんすごい」と前置きしつつ、「僕は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のもろ世代なので、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の出演者のみなさんもそうですし、『ウォーキング・デッド』のダリル役のノーマン・リーダスさんとか。(オープニングセレモニーでは)僕の隣に、『ウォーキング・デッド』でシェーン役をやられていたジョン(・バーンサル)もいて。すごくフランクで、とてもよかったです。あとは『ザ・ボーイズ』もすごい好きなので……」と、レジェンドたちが自身のすぐ隣にいるという、非日常的な空間に身を置く喜びを熱弁。しかし、まだ挨拶程度しかできていないとも明かし、「この3日間で、みなさんときっちり、ちょっとでも会話ができたらいいな」と今後の交流に期待を寄せつつ、「いつも海外の方と会うと、本当にみなさん優しくてフランクで、日本が大好きなんだなっていうのが本当に感じ取れるんですよね。こんな素晴らしい人たちなのに、そんなふうに接してくれるんだみたいなところが、心が洗われるというか、感動した瞬間でもありました」と、改めて彼らの人柄を称賛した。

山本耕史

 山本は、今回のアンバサダー就任にあたり、珍しく入念な準備をしたという。「大体、こういうちょっと大きなイベントのときって、なかなか本番が近づかないといろいろなことが決まらなかったり、何をするのかっていうのが明らかにならなくて。だから当日までは距離を置いて、その日になってからどういうことをやるのかを把握するタイプなんですけど、このコミコンに関しては結構かなり前から、どういうところでやるのか、誰が来るのか、僕は何をするのか……っていうことを調べました。珍しく準備した感じですね」と語る山本。セリフを覚え、当日芝居をする俳優業とは異なり、「セリフがないのでね。そういった意味では、何を準備すればいいんだろうっていうところが、そういうところに繋がったのかな」と、自身が果たすべき役割を明確にするための準備であったことを説明した。

 “演じてみたいキャラ”を尋ねられると、「あんなセレブの方々がいる前であれだけど、僕もかなり鍛えてはいるので。やっぱりキャプテン・アメリカ的な、マーベル的なのを」と、鍛え上げられた肉体を持つ山本ならではの“筋骨隆々のヒーロー像”を挙げた。ただ、「でも今日見たら、もうみんな大きいなって。やっぱりさすがだなと思いましたね」と、ハリウッド俳優たちの迫力に感嘆。自身の肉体についても、「最近もう、スタイリストさんにも『それ以上大きくしてくれるな』って言われてるんで、なるべく大きくするトレーニングはしないようにしてるんだけど、やっぱりどんどん重たいものが上がってくると、楽しくてやっちゃう。それとの戦いをいま自分の中でしています」と明かし、俳優としての抑制と、トレーニングへの情熱との葛藤を明かした。

 最後に、2026年に迎える“50歳”という節目について問われた山本は、「江戸時代だったら生きてられない年ですからね。感慨深いですよ。人生折り返したというか、もう半分を過ぎてるかもしれないし。だからある意味、一つひとつをもっと大切にしたいという思いと、自分はこれからどんなことがやれるんだろうって。“不安”ではないんだけど、衰えないように努力したりはしています。ただ、衰える良さもあるので。そのバランスを取りながら、どう自然に年を取っていくかは、俳優として、人間として考えるところですかね」と答え、自身の思いを巡らせた。

■イベント情報
「東京コミックコンベンション2025」(略称:「東京コミコン2025」)
会期:
12月5日(金)11:00~19:00
12月6日(土)10:00~19:00
12月7日(日)10:00~18:00 
※開催時間は変更となる可能性あり
会場:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)1ホール~6ホール予定
※ホールは変更となる可能性あり
主催:株式会社東京コミックコンベンション、東京コミックコンベンション実行委員会
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公式サイト:https://tokyocomiccon.jp/
公式X(旧Twitter):https://x.com/TokyoComicCon
問い合わせ先:東京コミックコンベンション事務局(info@tokyocomiccon.jp)

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