岡山天音、『ひらやすみ』の時間は「自分にとってもすごく特別」 最終回前メッセージ
12月4日に最終回を迎えるNHK夜ドラ『ひらやすみ』主演の岡山天音のインタビューコメントが公開された。
真造圭伍の同名漫画を原作とした本作は、東京・阿佐ヶ谷の一軒家を舞台に、元俳優でいまは定職も不安もない自由人・生田ヒロト(岡山天音)と、上京してきた小林なつみ(森七菜)を中心に、“肩の力が抜けるような日々”を描くヒューマンドラマ。
第5週について岡山は、「ヒデキ(吉村界人)にいろいろ動きがあって、それに呼応して、ふだんと違うイレギュラーな時間を彼も過ごすという週でした」と振り返る。特に、ヒデキと2人で釣り堀に落ちるシーンが印象に残っているといい、「釣り堀の池に落ちる経験はそうないので(笑)」と振り返った。
視聴者に向けては、「『ひらやすみ』は、ルーティンを終えたあと、一日の最後に見ていただくにはすごくぴったりな作品」と改めてアピール。「忙しい人はつい見過ごしてしまうような“日々の輝き”“世界のきらめき”のようなもののありかを教えてくれるドラマなんじゃないかなと」と作品の魅力を語り、「そんな『ひらやすみ』の世界で過ごせた時間は自分にとってもすごく特別で、そのかけらを皆さんにも味わっていただけていたらと思います」とメッセージを寄せた。
岡山天音(生田ヒロト役)コメント
第5週を演じて
ヒロトは割とフラットに過ごしていることが多いのですが、ヒデキ(吉村界人)にいろいろ動きがあって、それに呼応して、ふだんと違うイレギュラーな時間を彼も過ごすという週でした。ふだんのひらやすみとは温度が違っていたので心に残っています。
ヒデキと二人で釣り堀に落ちるシーンはとても楽しかったです。釣り堀の池に落ちる経験はそうないので(笑)。吉村界人君はお芝居の扱い方がとても独特で、一緒にお芝居をしていても刺激的。彼が演じるヒデキと、自分がヒロトとして対峙するというのはとても印象深いシーンになりました。
森七菜の印象
森さんとお芝居するのは初なのですが、これまでの出演作を目にする機会は何度もあり、独自性がかなりあって面白いと感じていました。今回、ヒロトとなっちゃんというとても近い距離感で演じられたわけですが、“生き物感”があるというか、本当に何が飛び出してくるか分からない。勉強させていただいています。とてもエキサイティングな現場になりました。
吉岡里帆の印象
吉岡さん演じるよもぎさんとは、本当にピンポイントでしか絡みがなかったのですが、自分が原作から感じていた“よもぎさん”のイメージから、更にいろいろな要素が乗っかっているように思いました。キャラクターの魅力がさらに拡張されているというか、立体的なよもぎさんになっている。そこは吉岡さんだけが乗せられた魅力だと思います。また、あらゆる物事に対する吉岡さんの姿勢やまなざしが卓越していて、衝撃を受けました。そばでお芝居させていただいて、背筋が伸びるといいますか、自分には真似できない真摯さを感じます。
視聴者へメッセージ
ドラマは週1放送が主流な中で、月〜木に15分ずつ放送するこの「夜ドラ」という枠、そして『ひらやすみ』は、ルーティンを終えたあと、一日の最後に見ていただくにはすごくぴったりな作品だと思っています。忙しい人はつい見過ごしてしまうような“日々の輝き”“世界のきらめき”のようなもののありかを教えてくれるドラマなんじゃないかなと。
そんな『ひらやすみ』の世界で過ごせた時間は自分にとってもすごく特別で、そのかけらを皆さんにも味わっていただけていたらと思います。最後までご視聴いただければうれしいです。
■放送情報
夜ドラ『ひらやすみ』
NHK総合にて、毎週月曜から木曜22:45~23:00放送
NHK ONE(新NHKプラス)で同時・見逃し配信中
出演:岡山天音、森七菜、吉村界人、光嶌なづな、蓮佛美沙子、駿河太郎、吉岡里帆、根岸季衣 ほか
ナレーション:小林聡美
原作:真造圭伍
脚本:米内山陽子
音楽:富貴晴美
音楽プロデューサー:福島節
演出:松本佳奈、川和田恵真、高土浩二
制作統括:坂部康二、熊野律時
プロデューサー:大塚安希
写真提供=NHK