是枝裕和が『ルックバック』を撮ることの意義 世界にリーチする“文学マンガ”の可能性
藤野と京本は誰が演じる?
なお、実写版『ルックバック』に関しては今のところキャスト情報が一切明かされていない。そこで最後にメインキャストの予想にも少々触れておきたい。
子ども時代の藤野と京本はオーディションで新しい才能を発掘する可能性が高いように思われるため、ここでは成長後の2人について予想したいところ。たとえば藤野役は、感情表現が巧みでフレッシュな俳優ということで、7月期のドラマ『ちはやふる-めぐり-』(日本テレビ系)で主人公・藍沢めぐるを演じた當真あみが合うかもしれない。
また京本役としては、ピュアでまっすぐな魅力をもつ原菜乃華の名前が思い浮かぶ。當真と原といえば、『ちはやふる-めぐり-』でライバル関係を演じていた2人なので、再共演で相性抜群のコンビになるだろう。
あるいは別の組み合わせとして、実写版『ルックバック』で藤野と京本の声優を務めた河合優実、吉田美月喜を起用するという可能性もあるだろうか。もしこれが実現すれば、ファンにとってはうれしいサプライズになりそうだ。
今世界でもっとも注目されている漫画家と、日本の誇る映画監督がタッグを組む実写版『ルックバック』。劇場版『チェンソーマン レゼ篇』が世界的に大ヒットしていることも、大きな追い風になるはず。ひとまずは続報に注視していきたい。
■公開情報
『ルックバック』
2026年公開
原作:藤本タツキ『ルックバック』(集英社ジャンプコミックス刊)
監督・脚本・編集:是枝裕和
企画・プロデューサー:小出大樹
配給:K2 Pictures
©藤本タツキ/集英社 ©2026 K2Pictures・集英社
公式サイト:https://k2pic.com/film/lb/