『SANDA』第1話あらすじ&場面カット公開 村瀬歩×東地宏樹のオフィシャルインタビューも
10月3日よりMBS、TBS、BS-TBS“アニメイズム”枠ほかにて放送されるTVアニメ『SANDA』の第1話「全てが眩しい これが老いか」のあらすじと先行場面カットが公開された。
本作は、「マンガ大賞2018」大賞をはじめ主要マンガ賞4冠を達成した『BEASTARS』の板垣巴留による同名漫画をアニメ化するサンタクロース・ヒーローアクション。超少子化時代を迎え、子どもが過剰に保護された近未来の日本が舞台となる。
主人公・三田役を村瀬歩、サンタクロース役を東地宏樹がそれぞれ演じる。監督を務めるのは、『ユーレイデコ』『SUPER SHIRO』の霜山朋久。シリーズ構成・脚本を『ダンジョン飯』『らんま1/2』のうえのきみこが担当する。また、布袋寅泰、東京スカパラダイスオーケストラ、UNICORN、サカナクションなど100曲以上のリミックスを手がけてきた田中知之(FPM)が初のアニメーションシリーズの劇伴を担当。キャラクターデザイン・総作画監督は『スコット・ピルグリム テイクス・オフ』の石山正修、アニメーション制作は『ダンダダン』や『きみの色』のサイエンスSARUが担う。
クリスマスのない12月25日。中学生の三田一重は同級生の冬村四織に命を狙われていた。襲われる理由が思い当たらない三田は、冬村が自分に好意を寄せていて、思春期の不器用な行動によって暴挙に出たのだと思い込む。放課後、冬村と二人きりになった三田は、告白されるのを待っていたが、彼女の口から出たのは……。
公開された場面写真では、三田一重にナイフを突きつける同級生・冬村四織をはじめ、サンタクロースの姿などが切り取られている。
さらに、本作で主人公・三田一重とサンタクロースを演じた、村瀬歩と東地宏樹のオフィシャルインタビューも到着した。
原作コミックや本作の台本を読んで感じた物語の印象、また魅力について東地は、「まず第1話から驚きの展開で始まっていて、これまで見たことがない種類の作品だという印象を受けました。絵柄も世界観も独特なのに、それがとても魅力的で。原作を読み進めていくうちに、三田の正体やサンタクロースの秘めた能力などがどんどん明かされていくのですが、その明かされ方も実に惹きこまれる描かれ方をしていて、すごくかっこいい作品だというイメージを持ちましたね」と率直な感想をコメント。村瀬は、「確かに、始まりから『どういうこと!?』と気になる展開でしたよね。気になるというと、三田やサンタクロース以外のキャラクターたちも。登場人物みんなが何かを抱えていて、具体的に何を隠しているのか、また三田の味方なのか? という部分においてはミスリードするように描かれていて、そこがとても面白いと思いました」と本作ならではのストーリー設定に言及した。
演じる三田とサンタクロースというキャラクターの印象について聞かれると、東地は「サンタクロースと言われると、柔和な表情を浮かべて白く長い髭を生やした太ったおじさんをイメージすると思うのですが、僕の演じるサンタクロースは筋肉ムキムキ。顔も険しく、子供にプレゼントを配る姿なんか想像できませんでした(笑)。最初の印象は、『ちょっと気味が悪いな』と思ったくらい。しかし『子供を喜ばせたい、守らなきゃいけない』というサンタクロースの心はしっかりと持っているキャラクターでした。さらに、三田と同一人物であることから、14歳の心も持ち合わせています。オーディションの時に『おじさんの演技なんですけど、14歳の心を持ちながら演じてください』と言われたことを色濃く覚えていて、受かったと連絡をもらった時は『難しい役になるな』と思いました」と振り返る。
村瀬は、「僕もオーディションで選んでいただいたのですが、三田とサンタクロースの心を持って演じなければいけないのには悩みました。例えば、第1話で冬村四織に対して『俺のこと好きなんじゃね?』と同世代らしい思いを持っていましたが、サンタクロースに変身してからは“子供=守る存在”として見るようになります。そんな風に、徐々に思想が変化しているのを表現しなければいけない一方、三田自身はその変化に少し恐怖を抱いているので、それをどう演じようか、かなり難しい部分ではありました」と苦戦したエピソードを明かした。
同一人物の役を演じることになった2人。互いの演技について聞かれると、東地は「先ほど『三田とサンタクロースの心を持って演じなければいけないのに悩んだ』と言っていましたが、初めて共演した時から『年齢も性別も自由自在に変えられるすごい役者さんだ!』と思っていました。実際、14歳とおじさんの心を持った三田という役を巧みに演じていますしね。これまでいなかったタイプの、唯一無二の声優さんです」と太鼓判を押した。それに対し村瀬は、「嬉しすぎて頭がクラクラしてきました(笑)。東地さんは、たった一言のセリフにもたくさんの情報量を詰め込める声優さんです。例えば『あぁ』というセリフでも、滝のように情報量が流れ込んでくるんですよ。今回のサンタクロースという役は、子供たちの願いを叶えるために奮闘する、ヒーローのようなキャラクター。しかし、逃れられない運命を背負った哀愁漂うキャラクターでもあります。その両極端な面を情報として芝居に詰め込んでくれる、素敵な役者さんだと思いました。大好きです!」と愛を伝えた。
また本作は、特殊能力を発揮するアクションシーンも見どころのひとつ。演じてみて、面白いと感じたポイントについて聞くと、村瀬は「アクションシーンからは特にサイエンスSARUさんの本気が伝わりますよね。それが声優陣に対する『挑戦状』に感じました。『このクオリティの絵に、役者はどこまでやってくれんの?』みたいな(笑)。もちろんそれは僕の勝手な妄想なのですが、生半可な演技だと絵に負けてしまうと思ったのは本当です。アニメーションは総合芸術で、スタッフ・キャストみんなが頑張って作り上げるものなので、その素晴らしいクオリティに合わせたお芝居をしなければいけないと思わされました」とサイエンスSARUの凄さに言及。東地は「第1話からすごいもんね。サンタクロースが炎に包まれるシーンがあるのですが、その描写がすごすぎて、絵に引っ張られる形で臨場感のある演技ができたと思います」と続け、村瀬は「あのシーンの東地さんの演技は凄まじかった! 描写に芝居が引っ張られた感覚は、僕も、他のみんなもあると思います。第2話以降もアクションシーンがたくさん登場するので、楽しみにしてほしいですね」と期待を寄せた。
最後に放送を楽しみにしている視聴者に向け、東地は「出来上がっている映像を見せてもらいましたが、制作陣の気合いが伝わってきました。僕たち声優陣も心を込めて演じましたので、自信を持って『面白い作品ができました!』と言えます。ぜひ楽しみにしていてください」と意気込みを語った。村瀬も「原作がもはや素晴らしい作品で、『こんな漫画見たことない!』『面白い!』と楽しみながら見ていたものが、我々の声がついて、絵に色がついて、シーンに動きがついて。僕も映像を見せてもらいましたが、魂が動くのを感じました。本当にすごいアニメーションが出来上がったと、心から言えます。絶対に後悔はさせませんので、まず第1話を見てみてください。きっと、次の展開が気になってしょうがなくなると思います」と自信を見せた。
なお、インタビューの全文は、TVアニメ『SANDA』公式サイトにて公開中だ。
■放送情報
TVアニメ『SANDA』
TBS、MBS、BS-TBS“アニメイズム”枠ほかにて、10月3日(金)スタート
MBS、TBS、CBC:毎週金曜25:53~
BS-TBS:毎週金曜26:30~
AT-Xにて、10月6日(月)スタート 毎週月曜21:00~放送
※リピート放送:毎週水曜9:00~/毎週金曜15:00~
アニマックスにて、11月1日(土)スタート 毎週土曜21:30~放送
※リピート放送:毎週日曜9:30~
Prime Videoにて、10月4日(土)2:53~世界独占配信
キャスト:村瀬歩(三田一重役)、東地宏樹(サンタクロース役)、庄司宇芽香(冬村四織役)、永瀬アンナ(小野一会役)、新祐樹(甘矢一詩役)、松岡美里(風尾二胡役)、関俊彦(大渋一二三役)、平田広明(柳生田三郎役)
原作:板垣巴留『SANDA』(秋田書店『少年チャンピオン・コミックス』刊)
監督:霜山朋久
シリーズ構成・脚本:うえのきみこ
音楽:田中知之(FPM)
キャラクターデザイン・総作画監督:石山正修
美術監督:桧垣仁希
色彩設計:合田沙織
撮影監督:伊藤ひかり
編集:廣瀬清志
音響監督:三好慶一郎
アニメーション制作:サイエンスSARU
©板垣巴留(秋田書店)/SANDA製作委員会
公式サイト:https://sanda.red
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