『トロン:アレス』ジャレッド・レトや監督が裏側を語る特別映像公開 日本版ポスターも

 10月10日に日米同時公開される『トロン』シリーズ最新作『トロン:アレス』の日本版ポスターと制作の裏側が語られる特別映像が公開された。

 世界で初めて長編映画としてCGを本格導入した1982年のSF映画『トロン』。本作は、2010年に公開された続編『トロン:レガシー』に続くシリーズ第3弾となる。

 デジタル世界に送り込まれた天才コンピューター・プログラマーのケヴィン・フリンが、生死をかけたゲームに挑んでいく様子を描いたシリーズ1作目の『トロン』。続編『トロン:レガシー』は、ダフト・パンクが手がけた楽曲も大きな話題となった。その後、『トロン』シリーズはゲームにも展開され、フロリダのマジックキングダム・パークでは、本シリーズに登場するバイク“ライトサイクル”のアトラクションも登場するなど、今もなお多くの人々やクリエイターに影響を与える世界的人気コンテンツのひとつとなっている。

 これまでは“現実世界”の人間がデジタル世界へと足を踏み入れてきた『トロン』シリーズ。しかし、本作で描かれるのは、まさにその逆。デジタル世界の“超高度AIプログラム”が、ついに現実世界へと襲来する。現実世界でAIプログラムの実体化が成功し、開発された人型AIアレス。“彼”は圧倒的な力とスピード、優れた知能を持ち、倒れても何度でも再生可能という、まさに最強のAI兵士だった。制御不能となったAIたちは暴走を始め、デジタル世界が現実世界を侵食していく。そして、現実世界で“人間”を知ったアレスにもある異変が起きる。果たしてアレスは人類の救世主となるのか、それとも……。

キャスト&監督が明かす制作の裏側『トロン:アレス』特別映像

 公開された特別映像は、「トロンを現実世界へ連れて行く」と語るヨアヒム・ローニング監督の言葉からはじまり、現実世界・バンクーバーでのライトサイクル走行の撮影シーンが映し出される。このシーンの撮影は6週間もの期間、夜間のバンクーバーを閉鎖し行われたという。最新CG技術の駆使に加えて、実際のカメラで撮影された映像を用いることが、リアリティを持ってデジタル世界が現実世界を“侵食”するためには必要という監督のこだわりが詰まったシーンとなっている。

 最強AI兵士アレスを演じるジャレッド・レトは「トロンが大好きだ。子供の頃にこの映画をみて、そして今、そこに立っている自分がいる」と本作参加への喜びを語る。赤いトロンスーツでライトサイクルにまたがる姿は、まさに最強兵士の風格。ディスクで闘う兵士たちのアクションシーンや、迫り来る巨大マシン・レコグナイザーと蝶のように羽が生えたような飛行型の戦闘マシンも出現する。

 第1作目『トロン』からケヴィン・フリンを演じるジェフ・ブリッジスは「オリジナルから『トロン:アレス』への進化は本当に素晴らしい。アレスは、生きることを望むプログラム」と語り、『トロン』シリーズ最新作としての進化を保証した。また監督は「グリッドが音と音楽とともに、広がっていくのを感じる」と、ナイン・インチ・ネイルズが手がける音楽も本作の重要なエッセンスであることを明かしている。

■公開情報
『トロン:アレス』
10月10日(金)日米同時公開 
出演:ジャレッド・レト
監督:ヨアヒム・ローニング
原題:『Tron: Ares』 
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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