『死霊館 最後の儀式』ジェームズ・ワンらが語る特別映像公開 恐怖の新場面写真も
10月17日に公開されるホラー映画『死霊館 最後の儀式』の特別映像と新場面写真が公開された。
『ソウ』シリーズや『インシディアス』シリーズなどで知られるジェームズ・ワンが、実在した心霊研究家ウォーレン夫妻が体験した戦慄の怪奇事件をもとに映画化した『死霊館』(2013年)は、全世界興行収入3億2000万ドルを記録。『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)や『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(2021年)など“『死霊館』ユニバース”は拡大し続け、シリーズ劇中に登場する実在する呪われたアナベル人形が巻き起こす恐怖を描いた『アナベル』シリーズ、『死霊館 エンフィールド事件』に登場する悪魔のシスター“ヴァラク”のルーツに迫る前日譚『死霊館のシスター』シリーズなど数多くの作品を生み出し、“『死霊館』ユニバース”は、世界累計興行収入20億ドルを超える一大フランチャイズへと発展した。
本作は、そんな『死霊館』ユニバース9作目にして完結編。ワンとピーター・サフランがプロデューサーを務め、前作『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』『ラ・ヨローナ 泣く女』『死霊館のシスター 呪いの秘密』を手がけ、ユニバース後期を支えたマイケル・チャベスが監督を務めた。さらに、本シリーズを通してウォーレン夫妻を演じてきたヴェラ・ファーミガとパトリック・ウィルソンがエド&ロレイン・ウォーレン役をそれぞれ続投する。
公開された特別映像には、“「死霊館」ユニバース”の“生みの親”であるワンをはじめ、プロデューサーのサフラン、最終章の監督という大役を担ったチャベス、そして実在の心霊研究家ウォーレン夫妻をシリーズ通して演じ続けてきたロレイン役のファーミガとエド役のウィルソンらが登場。過去10年以上にわたって続いてきた本シリーズを振り返りながら、フィナーレに込めたそれぞれの熱い思いが語られている。冒頭でワンは「今作は私にとって集大成となりました」と語り、「寂しいですが何事にも終わりが来ます」とシリーズの終幕に対する万感の思いをにじませた。また、ファーミガとウィルソンもこれまでを懐かしみながら、「シリーズを通して数々の恐ろしい事件を描き出すのは楽しかったです」とファーミガが述べ、ウィルソンも1作目『死霊館』への出演が決まった当時の喜びを今も鮮明に覚えていると明かす。
そして本作でウォーレン夫妻が立ち向かうのは、“最恐”にして“最後”の事件。チャベス監督は「シリーズ史上最も邪悪な事件です」と断言し、ファーミガも「今作の悪魔はウォーレン夫妻に強い怨みを抱いている」と夫婦が出会った最初の悪魔とのつながりを語り、過去作を凌駕する絶望と脅威が待ち受けていると警告した。さらに映像では、呪いの人形・アナベルが初登場した原点『死霊館』、悪魔のシスター“ヴァラク”が現れた『死霊館エンフィールド事件』、悪魔憑きを理由に無罪を主張した実在の裁判を描いた衝撃作『死霊館悪魔のせいなら、無罪。』など、メインストーリー3作品のシーンを、貴重なメイキング映像とともに回顧。加えて本作の本編映像や現場での和やかな撮影風景も垣間見ることができる。映像の最後にウィルソンは「前作よりも格段に恐ろしく予測不能な作品となりました」と語り、ファーミガも「私たちの“最後の事件”です」とあらためて強調した。
あわせて場面写真も公開。何かを憂うような表情を浮かべるロレインと、凶悪な悪魔に立ち向かう気迫をみなぎらせるエドをとらえたウォーレン夫妻の印象的なショットに加え、薄暗い部屋の片隅にうずくまる“人影”のような姿を捉えた、不気味な一枚が確認できる。部屋の奥にいるのは人間なのか、それとも……。さらに、ロレインと愛娘ジュディがどこかをじっと見つめる意味深なカットや、本作の事件の鍵を握るスマール一家の姿も収められている。そして醜悪な姿をした正体不明な“何か”のビジュアルも捉えられている。
■公開情報
『死霊館 最後の儀式』
10月17日(金) 全国公開
出演:ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン
監督:マイケル・チャベス
脚本:イアン・B・ゴールドバーグ、デヴィッド・レスリー・ジョンソン、リチャード・ナイン、ジェームズ・ワン
製作:マイケル・クリアー、ピーター・サフラン、ジャドソン・アーニー・スコット、ジェームズ・ワン
配給:ワーナー・ブラザース映画
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