トリンドル玲奈、演じられる役の幅の広さを実感 「人間くさい役をもっと演じていきたい」
“みんなと同じがいい”からの変化
ーー作品のテーマ的に“変身願望”のような部分も描かれていますが、そういう気持ちはご自身にもありますか?
トリンドル:私は結構不安症で、作品に入る前は「どうしようどうしよう……」ってずっと考えてしまうタイプなので、そんな時に猫がお昼寝している姿を見ると「来世は猫になりたいな」と思います(笑)。
ーー「猫になりたい」はパワーワードですね(笑)。トリンドルさんはすみれのように“復讐心”を感じることはありますか?
トリンドル:味方が誰もいないという状況に立たされているすみれを見て、「このままじゃ死んでも死にきれない」と思うような瞬間はありました。私自身、現実でそこまでの経験はないけれど、「もしすみれの立場だったら……」と思うと、復讐が唯一の光になる感覚も理解できる気がしました。
ーー芸能界という場所にも、ある種の競争や“嫉妬”があると思いますが、そういう感情を抱いたことは?
トリンドル:もちろん昔はありました。オーディションに落ちたときとか、同世代の子が活躍している姿を見たときとか。でも、マネージャーさんや母に「比べるのは意味がないよ」と何度も言われて、少しずつそう思えるようになりました。今はもうほとんど気にしなくなりましたね。
ーートリンドルさんのキャリアを振り返ると、“似たタイプの人”がいないように感じます。説明の仕方が難しいのですが、替えがきかないと言いますか……。
トリンドル:そう言っていただけるのは嬉しいです。「ハーフだから難しいのかな」と思った時期もありましたし、実際にそう言われたこともあります。でも今は、逆にそれがよかったのかもと思えるようになりました。
ーーここ最近は環境の変化が多かったかと思います。
トリンドル:本当にいろいろありましたね。事務所の移籍もありましたし、結婚もしましたし、髪も切ったし(笑)。でも全部、自然とタイミングが巡ってきた感じです。ずっと“みんなと同じがいい”という性格だったんですが、最近は「やりたいことをやってみてもいいのかな」と思えるようになってきました。
ーー今後やってみたいことはありますか?
トリンドル:今はとにかく撮影を無事に終えて、いい作品にすることが第一です。でもこれからも、華やかな役だけではなくて、人間くさい役をもっと演じていきたい。少しずつ役の幅も広がっている気がするので、このまま前に進んでいけたらと思っています。
各電子書店で第1位を獲得し、電子コミックとしては驚異の200万部を突破した原作・タナカトモ、作画・ひらいはっちによる同名漫画を実写映像化した人間ドラマ。
■放送情報
ドラマプレミア23『レプリカ 元妻の復讐』
テレ東系にて、毎週月曜23:06~23:55放送
ネットもテレ東(テレ東HP・TVer・Lemino)にて、各話放送終了後から見逃し配信
U-NEXT、Leminoにて、各話放送終了後から第1話~最新話まで独占見放題配信
出演:トリンドル玲奈、宮本茉由、木村了、千賀健永、山崎紘菜、古屋呂敏、葉山奨之、横山由依、入江甚儀
原作:『レプリカ 元妻の復讐』 タナカトモ/ひらいはっち(ゼノンコミックス/コアミックス)
脚本:吉田康弘、遠山絵梨香、青塚美穂
監督:本橋圭太、瀬野尾一、山下和徳
チーフプロデューサー:中川順平(テレビ東京)
プロデューサー:江川智(テレビ東京)、渡邊竜(松竹)、松田裕佑(松竹)
音楽:遠藤浩二
オープニングテーマ:Kis-My-Ft2 「CHEAT」(MENT RECORDING)
エンディングテーマ:Dios「B.U.G.」(Dawn Dawn Dawn Records)
制作:テレビ東京、松竹
製作著作:「レプリカ 元妻の復讐」製作委員会
©「レプリカ 元妻の復讐」製作委員会
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/replica/
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