8月8日に公開される映画『サタンがおまえを待っている』のオルタナビジュアルが公開された。

　本作は、1980年代に北米を襲った未曾有のサタニック・パニックの真相に迫るドキュメンタリー映画。1980年にアメリカで出版された『ミシェル・リメンバーズ』は全米で大ベストセラーに。著者であるミシェル・スミスと精神科医ローレンス・パズダーが記したその内容は、ミシェルが幼少期に悪魔崇拝の儀式に巻き込まれたという衝撃の体験を描いたもので、社会全体に大きな衝撃を与えた。彼女の告発は連鎖的な“証言”を呼び、テレビ番組やワイドショーを通じて拡散。“サタニック・パニック”と呼ばれる社会現象を引き起こし、FBIや学者、宗教団体までもを巻き込む大騒動へと発展した。

　本作では、スミスとパズダーの肉声が収録されたセラピー音声を含む貴重なアーカイブ映像に加え、サタン教会の関係者やFBI捜査官、被害者の家族など関係者へのインタビューを交え、多角的に事件の真相に迫る。

　公開されたオルタナビジュアルは全部で6点。1枚目は、「邪悪な願望が世界を恐怖に染める」というキャッチコピーとともに、本作の“主人公”であるミシェル・スミスとローレンス・パズダーを配置。2枚目のビジュアルには、2人の写真とともに、恐ろしい記憶を思い出したミシェルの証言をデザイン。3枚目には、悪魔的シンボルの逆五芒星が大きくデザインされている。

　サタニック・パニック騒動のうち人々を恐怖させた大きな原因の一つは児童誘拐だが、4枚目は「悪魔はいったい誰なのか」というコピーとともに、子どもをメインにデザインしたシンプルなホラーテイストのビジュアルとなっている。5枚目のビジュアルは、サタニック・パニック関連で最も有名な事件でもある「マクマーティン保育園事件」の写真と、退行催眠セラピーの音声をおさめた肝心のテープをデザインに。「その悪夢は今も続いている。」という、サタニック・パニックが現在もなお社会に影響を及ぼしていることを示すキャッチコピーも添えられている。

　そして、どこか懐かしい映画テイストのファンポスターで人気を集めるコンビーフ太郎からも、『世界残酷物語』『食人族』などに代表される「モンド映画風」なオリジナルビジュアルが到着した。ミシェルの後ろにはサタンのイラスト、下部にはサタン教会創始者のアントン・ラヴェイも登場。「邪悪なのは、悪魔か人間かーー地獄の狂乱の真実に迫る、ハイパードキュメンタリー！」のキャッチコピーが添えられている。

　このビジュアルをデザインしたB5サイズの「サタニックビジュアルチラシ」は公開劇場にて、入場者に先着順でプレゼントされる。

■公開情報
『サタンがおまえを待っている』
8月8日（金）新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
監督：スティーヴ・J・アダムズ、ショーン・ホーラー
提供：キングレコード
配給：ポニーキャニオン
2023年／カナダ／英語／カラー／90分／原題：Satan Wants You／字幕翻訳：大石千恵子
©666 Films Inc.
公式サイト：https://satan-matteru666.com
公式X（旧Twitter）：@satanwants666