岡山天音、『ひらやすみ』で主人公ヒロト役に チーフ演出は『団地のふたり』松本佳奈

 2025年秋放送予定のNHK夜ドラ『ひらやすみ』の主演を岡山天音が務めることが発表された。

 本作は、小学館『週刊ビッグコミックスピリッツ』にて2021年から連載中、全世界累計発行部数110万部を突破した真造圭伍の同名漫画を実写化した人間ドラマ。主人公は、定職なし、恋人なし、普通ならあるはずの(?)将来の不安も一切ない、お気楽な自由人の生田ヒロト。彼は人柄のよさだけで、仲良くなった近所のおばあちゃん・和田はなえから、タダで一戸建ての平屋を譲り受ける。その平屋で山形から美大進学のために上京してきた、18歳の従姉妹・小林なつみと2人暮らしをスタート。何気ない日常の中で、どこか懐かしさを感じる平屋での生活や、おばあちゃん直伝の四季の料理がほんのりと彩りを添えていく。いつしかヒロトの周りには仕事や人間関係、将来への漠然とした不安など、生きづらい“悩み”を抱えた人々が集うようになっていく。

 ドラマの制作チームが岡山に出演をオファーしたところ、岡山は原作の漫画『ひらやすみ』を愛読しており、主人公「ヒロト」役をぜひ演じたいと快諾。実は原作者である真造が『ひらやすみ』を描き始める前、“元俳優”という経歴をもつ「ヒロト」のキャラクター造形の参考にと取材した俳優が岡山だったという。

 チーフ演出を務めるのは、NHKプレミアムドラマ『団地のふたり』がギャラクシー賞選奨に輝いた松本佳奈。脚本は、アニメ『スキップとローファー』などの米内山陽子が担当する。

コメント

岡山天音(ヒロト役)

柔らかで素敵なスタッフ・キャストの皆さまのもと、「ひらやすみ」が現実の世界に立ち昇ってゆくことにワクワクさせられている日々です。
生田ヒロトとして、その素敵な場所でどう在れるか、模索に邁進しております。
「ひらやすみ」を読んでから、自分の人生が以前より、少しだけ良くなったような気がします。
僕が原作を読んで得た感慨が、夜ドラ「ひらやすみ」からも、皆さまのもとへと届いてくれたら幸せです。

松本佳奈(チーフ演出)

真造さんの描く人間味たっぷりのキャラクター達と、光や風を感じる景色。この愛すべき「ひらやすみ」の世界を映像にすることに、ワクワクしつつも、ちょっと緊張していましたが、岡山天音さんはじめ、俳優スタッフ皆と一緒に、小さな平屋でぎゅうぎゅう汗かいて楽しく撮影していたら、何だかとても面白いものが出来ていっているような。。。どうぞ、秋まで楽しみにお待ちください!

米内山陽子(脚本)

子どもの頃に思い描いていたような大人にはなれませんでした。
だけど人生は続くので、予定からはずれても生きて行くしかありません。
出来れば軽やかに鼻歌交じりで人生を歩みたいけれど、そうもいかずに精根尽き果てて膝から崩れ落ちそうになることも多いです。
「ひらやすみ」は、そんな時に小さめのペットボトルの水を差しだしてくれるような作品です。
250ml の缶ビールでもいい。スナック菓子の 5 連パックの 1 個をちぎったのでもいい。
そんな押しつけがましくない優しさを皆さんと分けあえますように。
ご期待ください。

■放送情報
『ひらやすみ』
NHK総合にて、2025年秋より放送開始 毎週月曜から木曜22:45~23:00放送
出演:岡山天音
原作:真造圭伍
脚本:米内山陽子
演出:松本佳奈、川和田恵真、髙土浩二
制作統括:坂部康二、熊野律時
プロデューサー:大塚安希

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