ラリー・クラークの監督デビュー作『KIDS／キッズ』が、10月17日より新宿シネマカリテほかにて全国ロードショーされることが決定した。

　本作は、写真集『タルサ』などでティーンエイジャーのリアルな姿を撮り続けてきたラリー・クラークが1995年に発表した初監督作品。ニューヨークに暮らすティーンエイジャーの24時間を、セックス、ドラッグ、HIVといったテーマとともに生々しく描き出した。

　製作総指揮にはガス・ヴァン・サントが名を連ね、脚本は当時19歳だったハーモニー・コリンが担当。撮影は『マイ・プライベート・アイダホ』のエリック・エドワーズが務めた。キャストには、俳優ではなくクラークが街で知り合ったスケーターを起用。本作が演技未経験ながらデビュー作となったクロエ・セヴィニーやロザリオ・ドーソンらが出演している。音楽には、ダイナソーJr.のルー・バーロウやダニエル・ジョンストンらが参加した。

　製作からちょうど30年の時を経て、スクリーンでのリバイバル上映が決定。あわせて、登場人物それぞれの表情と4色のカラーリングが印象的なデザインのメインビジュアルと、街を歩くストリートキッズたちの佇まいが切り取られたアザービジュアルも公開された。

　さらに予告編では、ルー・バーロウのプロジェクトバンド、デラックス・フォーク・インプロージョンによる楽曲「Daddy Never Understood」にのせて、セックス、ドラッグ、暴力にまみれた彼らの日常が映し出される。後半では、HIVに感染してしまい思い悩むジェニー（クロエ・セヴィニー）の姿や、一方で夜の街角やプールでロマンチックな時を過ごす若者たちが捉えられている。

　また、ヴィンテージTシャツの販売で知られるweberとのコラボレーショングッズの発売も決定。90年代の空気感や雰囲気を再現したTシャツ4種が、劇場およびweberのオンラインストアで販売される。

　さらに、7月31日よりムビチケ（オンライン）の発売も開始。購入者特典として、メインビジュアルを使用したオリジナルスマホ壁紙がプレゼントされる。

■公開情報
『KIDS／キッズ』
10月17日（金）より、新宿シネマカリテほか全国ロードショー
出演：レオ・フィッツパトリック、ジャスティン・ピアース、クロエ・セヴィニー、ロザリオ・ドーソン、ハロルド・ハンター、ヤキーラ・ペグエロ
監督：ラリー・クラーク
脚本：ハーモニー・コリン
製作総指揮：ガス・ヴァン・サント、パトリック・パンザレッラ、マイケル・チャンバース
製作：ケイリー・ウッズ
撮影：エリック・エドワーズ
編集：クリストファー・テレフソン
音楽：ルー・バーロウ、ジョン・デイヴィス
配給：鈴正、weber CINEMA CLUB
提供：weber CINEMA CLUB
1995年／アメリカ映画／87分／ビスタ／カラー／DCP／原題：Kids／R-18
©1995 KIDS N.Y. LLLC. All rights reserved ©2018 Filmverlag Fernsehjuwelen. All rights reserved.
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