ピクサー新作映画『私がビーバーになる時』2026年春公開 動物たちと話せる世界が舞台に
ディズニー&ピクサーの新作アニメーション映画『Hoppers(原題)』が、『私がビーバーになる時』の邦題で2026年春に日本公開されることが決定。あわせて特報映像が公開された。
本作は、動物好きの少女・メイベルが、科学者たちが発明した人間の意識をリアルなロボット動物に“転送”させる方法を利用し、動物たちと話すことができる“もしも”の世界を描くファンタジー。監督と脚本を第88回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞し、2024年には続編も世界的大ヒットとなった『インサイド・ヘッド』のストーリーボードアーティストであるダニエル・チョンが務めた。
チョン監督は本作を制作するにあたり、ビーバーが住む国立公園のある地域を訪れたり、動物型のロボットを自然の中に設置し生態系を調査するドキュメンタリーを観たりするなどの調査を行ったそうだが、その中でも最もインスピレーションを受けたことのひとつが、高畑勲監督の『平成狸合戦ぽんぽこ』だという。そして本作がもつオリジナリティについてチョン監督は「ピクサーは、今まで魚の視点や動物の視点からさまざまな“もしもの世界”を描いてきました。本作では人間と動物の2つの視点を同時に描くという非常にユニークな手法で、新たな“もしもの世界”を生み出します」と語っている。
公開された特報映像では、長年、「ホップ」という意識転送の研究をしてきた科学者たちが遂に実験に成功、その技術をメイベルに説明する中、科学者たちの反対の声を押し切りメイベルがビーバー型の動物ロボットにホップするところから始まる。もふもふのビーバーとなったメイベルが目を覚ますと、空飛ぶトンボ、そして木の上に留まる小鳥たち、森中の動物たちの声が理解できるようになる。動物が大好きなメイベルはこの世界に入れた喜びでいっぱい。森の中を楽しく冒険しているメイベルだったが、おっとりとした仲間のビーバーが目の前でクマに食べられそうになるピンチに遭遇。必死に止めようとするメイベルに驚いたクマが口からビーバーを離すとメイベルにとって驚きの反応が。仲間のビーバーから「なんでとめるの? これがルールだよ」と逆に諭されたメイベルは、大きなカルチャーショックを受ける。人間の感情のまま動物になったメイベルが、動物の世界のルールに驚きを受ける印象的なシーンとなっている。
■公開情報
『私がビーバーになる時』
2026年春 全国劇場公開
監督:ダニエル・チョン
制作:ニコル・パラディス・グリンドル
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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